外注ライターが大量生産する記事にSEOで勝つための戦略とは?
ネットはいつから、強者のメディアになったのか?
グーグルがアルゴリズムを進化させ、AI化がその流れに拍車をかけている。
つまり、WELQや関連サイトがなくなっただけで、ネットの世界は相変わらず、ライター外注化、大量投稿、その結果の上位表示が当たり前になっている。
ユーザーファースト、読者のために書いたらいい、というグーグルの目指す方向、理念は繰り返し発表され、報じられている。
しかし、実際の検索結果はその理想に追い付いてはおらず、メジャーなキーワードで検索すれば、大手サービス、或いは、外注ライターが書いたのであろうどこかの情報を寄せ集めたような記事、誰が書いているのかすら明かされていない「アフィリエイトのクリック誘導のための情報」が上位を独占しているのが現状なのである。
お金を使って大量に発信できる仕組みを作るか、広告に大金を投じるか、起業して専門家としてデビューした個人がブログを書いたところで、とても追いつける、ひっくり返せるものではなくなっている。
テレビだって番組が入れ替わる。
タレントだって、どんどん入れ替わる。
AKBだって、総選挙に出ない人がいて、新星が誕生する。
ある意味、ネットの世界だけ、この先しばらくマンネリが続くのだろうか?
強者がずっと強者でいられる世界になってしまうのだろうか?
なんだか、少し寂しい気がする。
では、弱者にはもうSEOは無理なのか?
で、立場上いつも考える、、どうすれば、この状況をひっくり返せるだろうか?
やっぱり、これもグーグルが言っていることに戻る。
グーグルは、はっきり明言している。
それは、、コンテンツの質、量は、すでにあって当たり前。
そして、、
被リンクが極めて重要
ということ。
今、結局、一周回って、戻ってきているのである。
お金の力で上位を取ったサイトが、リンクを売っていたりする。
代理店を通しているので、記事内で紹介としてリンクされれば、グーグルにもわからないだろう。
芸能人のステマブログとはちょっと違うけど、サイトを紹介する結果、被リンク効果を売っているのだとしたら似たようなものだ。
だから、考える。
リンクを買うのは危険だから嫌だ。
未だリンク購入による対策が生き残っている現実
未だに、時間のない中小企業のSEO対策だとか言って、リンクを堂々と売っている会社が広告を出しているのが正直驚きだ。
よっぽど上手に、悪い言葉で言えば偽装しているのだろうか?
実際は偽装といったものではなく、きちんと運営しているサイトが、きちんとテーマ性なども考慮したうえでリンクを販売しているのかもしれない。
売ってはいけない、買ってはいけないと言えど、わからないのかもしれない。
でもそのうち、AIが見破るかもしれない。
そのリスクを考えれば、やはり、ナチュラルリンクを獲得できる記事を書くしかないと思う。
そのときはやっぱり、、「ユーザーファースト」なのだろうか?
いや、ちょっと違うかもしれない。
おそらく、、
ブロガーファースト
じゃないだろうか?
ブロガーが引用してくれる情報を提供すれば、被リンクが増える。
WEB担当者ファーストもあり得るけれど、企業の公式サイトから被リンクを得られることは少ない。
いわゆるネットニュースも、「rel=”nofollow”」がついていることが多い。
となれば、
ブロガーファーストが手堅い。
SNSで見つけてもらって、シェアされて、ブログでも紹介してもらう。
引用などで被リンクをしてもらう。
この流れがひとつの形になるかもしれない。
検索者のためだけを考えていても、被リンクは増えない。
結果、検索者の目に留まらない。
まずは、あなたの関心テーマでブログを書いている、ブロガーさんについて考える。
それが、残された「弱者のネット戦略」なのかもしれない。
具体的にはどうするのか?
まともにやっていては、外注ライターの大量採用により、大量コンテンツを生み出す大手には、到底勝てないのが現実。
だからと言って、一人で一生懸命「ブロガーファースト」で書いても、バックリンクを得られないどころか、得たとしても質の高いリンクでないと無意味どころか逆効果。
まず、やってはいけないのは、相互リンク。
相互リンクは、ペナルティの対象になりかねない。
あくまでも評価されるのは、自然発生したリンクだ。
人の役に立つサイトであれは自然に紹介されるわけだから、引用などで被リンクをしてもらうことを目指すしかないのだ。
どんなコンテンツが引用、紹介されるのか?
では、どんなコンテンツなら、引用されたり紹介されてたりするのだろうか?
まず、「被リンクなんてもう古いし、効果がない」という意見について。
これは、違うかなと思っている。
正しいとしたら、ヤフーが「退出」というキーワードで上位に出る理由がない。
これが、被リンクとアンカーテキストの重要性を示していると思う。
で、「rel=”nofollow”」なしでリンクをしてくれる媒体は?
- ブログ
- はてブ
- ニュースサイトの一部
だと思うので、この3つに貢献すればいいのではないかと。
で、まずはブロガーとはてブ。
はてブについては、はてなブログを使えば何とか獲得できますね。
問題は、ブログ。
- あなたのブログ記事の関心層であり、
- 非同業者であり、
- アクティブなブログであること。
同業者はリンクしてくれないでしょうし、質の低いブログからのリンクはダメ。
関心層であり、アクティブなブロガーでもある人が書いている記事からのリンクが欲しい。
では改めて、リンクをしてもらえる情報(記事)とは?
説明を簡略化してくれる記事
文字だけが説明じゃない。
たとえばパソコンの修理とか、解説写真がたっぷりほしい。
つまり、文章が苦手でも、人のために役に立つ情報の詳細を公開すればいいということ。
これは誰にでもチャンスがあると思う。
自分の見解の裏付け、立ち位置の明確化、正当化をしてくれる記事
たとえば、公官庁の白書だったり、医療機関、大学、大企業、有名人だったり。
では、僕たち一般人にチャンスはないのだろうか?
いや、これもやはり「体験談」の公開かなと。
ブロガーさんが、「ほら、ここにもこんな人いるでしょ?」と、引用したりリンクしてくれればいいのだ。
極端に言えば、こんなのでもいいのかも・・・↓
isai LGV32スマホ・・・緑の画面になって死亡してしまいました…
人に紹介することによって、自分の立場が上がったり、喜びを共有したい記事
立場が上がるという意味では、上に似ていなくもない。
もうひとつの「喜びの共有」は、SNSでよく見られる。
一緒に喜びたい、一緒に感動したい、驚いたでしょ!と言いたい、怒りたい、そんな人と共有したいことをネタにした記事は紹介される。
弱者の戦略は、やっぱり人のため。でも、ブロガーのため。
いかがでしょう?
弱者の戦略。
こんなことを考えてみれば、外注記事で書かれるような「どこかで見たような」記事にならず、多くのブロガーさんに紹介してもらえるような記事が書けるかなと思う。
そしてなにより、続けること。
屍のようなブログは、弱者のイメージをもっと悪くしてしまう可能性大!
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