AI時代にカフェ起業をした場合の集客方法とは?

通いたくなる、理由をつくる|カフェの集客方法(カフェのカウンターとバリスタ)

カフェを開業した方から、こんなご相談をいただきました。

「近くにスタバやチェーン店が多くて、自分のお店を選んでもらえません。」
「Instagramに写真を出しているのに、来店につながりません。」
「Googleマップには載せていますが、何を更新すればいいのかわかりません。」

個人カフェの集客で、チェーン店と同じ比べられ方をすると苦しくなります。価格、席数、認知度、駅前のわかりやすさ。ここで勝とうとすると、かなり大変です。

でも、個人カフェには個人カフェの勝ち方があります。誰に来てほしい店なのかをはっきりさせて、その人が来店前にまず見るGoogleマップ、Instagram、店頭の一言をそろえる。ここから始めます。

お客様は、何を比べているのか?

お客様がスタバに行く理由は、コーヒーだけではありません。

席がありそう。味が想像できる。Wi-Fiがありそう。失敗しなさそう。初めての駅でも入りやすい。こういう安心感で選んでいます。

個人カフェがここで同じように戦うと、「聞いたことがある店」のほうが強くなります。ですから、比べる場所を変えましょう。

たとえば、あなたのお店は何のために使ってほしいカフェでしょうか?

  • 一人で本を読みたい人のためのカフェ
  • 仕事前に15分だけ寄れる朝のカフェ
  • 子ども連れでも入りやすい近所のカフェ
  • 甘いものを食べながら友人と話したい人のカフェ
  • 商店街の帰りに休めるカフェ

「おしゃれなカフェです」だけでは、選ぶ理由になりません。誰の何の時間に合う店なのか。ここを決めると、発信する内容も変わります。

個人カフェの集客

Googleマップの見せ方

初めて行くカフェを探す時、多くの人はGoogleマップを見ます。

そこで見られるのは、口コミの点数だけではありません。写真、営業時間、混み具合、メニュー、席の雰囲気、外観、駅からの行き方。ここがわかると、来店前の不安が減ります。

まず入れておきたい写真は、次の6つです。

  • 外観。通りから見た入口
  • 店内。席の間隔や明るさがわかる写真
  • メニュー表。価格が読めるもの
  • 一番頼んでほしいメニュー
  • 一人席、テーブル席、子ども連れ向けの席
  • 店主やスタッフの雰囲気がわかる写真

写真が料理だけだと、初めての人は店内を想像できません。特に個人店は、入っていいのかどうかで迷います。入口と席の写真は、料理写真と同じくらい大事です。

Instagramでは、何を載せるのか?

Instagramは、きれいな写真を並べる場所だと思われがちです。もちろん写真は欠かせません。でも、個人カフェの場合は「行く理由」まで伝えたいところです。

たとえば、ケーキの写真を載せるだけではなく、こう書きます。

  • 何時ごろ焼き上がるのか
  • 何人分くらい用意しているのか
  • 一人でも頼みやすい量なのか
  • コーヒーと合わせるなら何が合うのか
  • 持ち帰りできるのか

「おいしそう」で止まる投稿と、「今日行こうかな?」まで進む投稿は違います。

私なら、固定投稿を3つに分けます。

  • 初めての方へ。席、注文、支払い、滞在時間の案内
  • おすすめメニュー。どんな人に合うかまで書く
  • アクセス。駅からの歩き方と外観写真

この3つがあるだけで、Instagramから来た人の迷いが減ります。

カフェ店内の雰囲気

SNSで拡散されれば来店は増えるのか?

正直なところ、拡散だけを狙うのは危ないです。

写真が大きく広がると、普段は来ない人も来ます。それ自体は悪くありません。ただ、あなたのお店が大切にしている空気と違う期待で来ると、「思っていたのと違う」と書かれてしまいます。

たとえば、落ち着いて過ごしてほしい店なのに、映える写真だけで広がると、長く撮影したい人が増えます。会話を楽しむ店なのに、作業カフェとして紹介されると、席の使われ方が変わります。

だから、広めたいのは店の雰囲気そのものです。

  • 長居しやすい店なのか
  • 回転を大事にしている店なのか
  • 一人客が多いのか
  • 会話を楽しむ人が多いのか
  • 子ども連れでも入りやすいのか

ここを隠して集めると、来店後のズレが起きます。最初から合う人に来てもらうほうが、お店もお客様も楽です。

店頭の一言の作り方

個人カフェは、通りがかりの人にも見られています。GoogleマップやInstagramを見てから来る人だけではありません。

店頭の看板や黒板に、何を書くか。ここも集客です。

「本日のケーキ」だけでも悪くありません。でも、もう一歩だけ具体的にすると入る理由が伝わります。

  • 一人席あります
  • 朝8時からコーヒーとトースト
  • ベビーカーのまま入れます
  • 15時から焼きたてスコーン
  • 仕事帰りの一杯だけでもどうぞ

お店の特徴を説明するより、入る理由を一つ渡す感じです。

Googleマップ、Instagram、店頭の黒板。この3つで同じことを言っていると、初めての人にも思い出してもらえます。「一人で入りやすい店」と決めたなら、写真も文章も席案内もそこに合わせます。

カフェで過ごす時間

常連になってもらう流れはあるか?

個人カフェは、初回来店だけでは安定しません。もう一度来てもらう流れが必要です。

大げさな会員制度でなくても構いません。まずは、お客様が次に来る理由を用意します。

  • 来週の焼き菓子予定をInstagramで出す
  • LINE公式アカウントで月替わりメニューを知らせる
  • 雨の日だけ使える席案内を出す
  • 商店街イベントの日に合わせた限定メニューを作る
  • ショップカードに次回頼んでほしい一品を書く

ポイントカードだけに頼るより、「また行きたい理由」を見せるほうが自然です。

特にLINE公式アカウントは、来店後のつながりに向いています。毎日送る必要はありません。月に数回、営業日、限定メニュー、空いている時間を知らせるくらいで十分です。

今週は、Googleマップから始めよう

個人カフェがまず直すなら、この順番がおすすめです。

  • Googleマップに外観、店内、メニュー表、席の写真を追加する
  • Instagramの固定投稿を「初めての方へ」「おすすめ」「アクセス」に分ける
  • 店頭の黒板に、誰が入りやすい店なのかを書く
  • 口コミ返信で、満足してもらえた場面を一文入れる
  • LINE公式アカウントで、次に来る理由を月数回だけ届ける

チェーン店と同じ土俵で比べられると、個人カフェは苦しくなります。だからこそ、誰のための店なのかを先に決めること。

写真、文章、店頭の一言がそろうと、「なんとなく良さそう」ではなく「私が行く店かもしれない」に変わります。そこから来店は始まります。

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パーソナルビジネスブレインズ・グループ代表。マーケティング支援事業(アタマーケ・ラボ)、起業支援事業(起業18フォーラム)など、多数の事業を展開中です。
About 新井 一
パーソナルビジネスブレインズ・グループ代表。マーケティング支援事業(アタマーケ・ラボ)、起業支援事業(起業18フォーラム)など、多数の事業を展開中です。