コーチの営業も、他の士業の先生、カウンセラー、コンサルタント同様、「引きの営業」がベースになりますが、コーチはその他の先生業と異なり、多少の押しの営業が必要です。
これは、超専門性で勝負する他の先生業と違い、コーチというお仕事は、それだけでは専門性の確立・差別化が難しいため、ある程度の自己主張が必要とされるからです。
コーチという職業自体が、未だ業界外ではあまり知られていない、そういう職業は知っているけど具体的に何をしているの? という状態にあり、クライアントになる人も「何かに困っていて検索エンジンで調べてオファーを出す」ということをせず、紹介からくることが多いため、コーチはまず自分を知ってもらうために会合に出掛け、名刺を配り、メールを配信しなければならないのです。
コーチは有料クライアントになってくれる人を探すために、無料体験などのオファーを準備し、名刺を配って歩きます。
そして、スクール講師などの下請け仕事もこなしながら、生徒さんや知り合った人からの相談を受けるのです。
いわゆる企業が行う一般的な営業&集客活動ができない分、ソーシャルメディアやブログなどを使い試行錯誤をされるのですが、結果的にはそれも続かず紹介に依存してしまうことが多いようです。
紹介、対面名刺交換、下請け仕事への依存が高すぎると、生涯安定した顧客獲得を続けることは難しくなります。
事実として、成功している先生の多くはネットからの集客にも成功しています。
ですが多くのコーチは、ネット集客から満足な結果を得られないまま、ホームページなどの媒体を誤った方法で利用してしまい、却って専門家としてのステータスを下げてしまうのです。
その違い、決定的なエッセンスは「専門性の確立」にあります。
困っている人を助ける軸が明確になっていれば、ネットからの集客が見込めるようになります。
そして、その営業&集客活動の実務/仕組みを構築できれば、継続的に集客ができるようになるのです。
コーチングスキルは、語学力と同じです。
英語を使って何を語るのか、何ができるのか、という専門性が必要なのです。
Copyright © 2024 Personal Business Brains Consulting Office All rights Reserved.