セミナーへの集客方法は?~しっかりと準備!【2019年上期最新版】

セミナー集客

士業/コンサルタント先生の集客から、サラリーマンの副業、自己啓発まで、最近、「セミナーや会を開催したい」「自分の得意な分野、興味のある事柄についての勉強会を主宰したい」そんなことを考える人が増えています。

士業、コンサルタントの先生のみならず、起業家、そしてサラリーマンなど本業を持っている人でも、自分の主催する「セミナー」や「勉強会」を運営し、専門分野について講演をしたり、より高額な商品、サービスを販売したり、また、自己実現を果たしたりと、その目的は実に多様化しています。

セミナー講師と言っても色々。それぞれの役割は異なる!

セミナー講師というお仕事は、そのセミナーや会の目的によって以下のように分類されます。

これ以外にも、多様な形態の「集まり」が存在し、集まり毎に、講師や主催者の役割は異なります。

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上記の様に、あなたがどのような商材を持ち、どのタイプのセミナーを開くのかによって、開催の目的、仕事の内容が大きく異なってくることが分かります。

しかしどれも、「最高レベルの知識、専門性のある先生だけが出来る芸当」などではなく、サラリーマンとして、OLさんとして積み重ねたノウハウでも、或いは趣味、家事等の経験を商品化し、パッケージ化し、それを語り伝えることが出来れば、誰にでも出来るビジネスであることが分かります。

自分が主催することが面倒、出来ない、ということであれば、他の人が主催するセミナーに出させてもらうことを検討しても良いでしょうし、自分が話すことが苦手であるならば、自分が主催し、他の話し上手な人を招き、「代わりに話して頂けば良い」のです。

しかしながら、そこには厳しい現実があります。

多くの勉強会、セミナーが毎日のように開催されている今、セミナービジネスは、熾烈な「優先時間の争奪競争」時代に突入しています。

私たちが使える時間は、どう頑張っても1日24時間しかありません。
更にセミナーでは、会場の場所、価格等、可処分時間争奪競争以外にも様々な要素が複雑に絡み合うため、コンテンツの良さで競争に勝ったとしても、集客に繋がらないという問題が起こるのです。

大したコネも無く、信用も無い新米セミナー講師や、新人ファシリテーターに会うためにセミナーや会合に参加して下さるお客様はそう多くはありません。
十分な実績のある有名人、本を出版している著名人、芸能人、大きな会社が主催するセミナーとは、個人は勝負出来ないのが現実なのです。

勝負できるのは唯一、独自性のある、魅力的なコンテンツです。
よって、セミナー内容を十分につめておくことが、主催者の最初の必要最低限な仕事となります。

セミナーのテーマを決める

まず、テーマを明確に決めるための準備をしていきます。

一体、人々はどのようなセミナー、勉強会に興味を示すのでしょうか?
人気セミナーの共通点は、「特定層の痛み(悩み)について提起し、痛みを救う方法、情報(またはバックエンド商品)を提供し、安心感、満足感を与えるもの」です。

お金、人間関係、法律トラブル、どのようなものにも当てはまります。
ミサイルのように「ズバッ」と人の関心事に打ち込む情報を発信し、「ハッ」とさせる気付きを与え、解決の方法を示します。

楽しみ、娯楽を提供する「会」にも同様のことが言えます。
人気のあるファシリテーターは、お客様が言って欲しいこと、知りたいことを十分に引き出し、ユーモアを交えてそれを伝え、楽しみや気づきを与えます。

そして、ワークショップ系のセミナーや勉強会については、「とにかくしゃべらせること」が重要です。

人は自分の信念や考えについて語り、人が真剣に耳を傾けて聴いてくれている時、とても気持ちが良いものです。
自分の考え、悩み、自分自身について「語る時間」、「聴く相手」の枠組みを十分に与えてあげましょう。

さて、皆様は、どのような問題について解決策を示し、お客様に十分に思いを語ってもらいますか?
そして、楽しんでもらい、最高の時間を過ごしてもらいますか?

テーマがターゲット顧客層にマッチしているかを調査する

セミナーの成功は集客にかかっていると言っても過言ではありません。

先にご説明致しましたタイプで分けますと、以下の様に考えられます。

セミナー自体が商品の場合(情報提供型セミナー)の成功

=集客の成功+顧客の満足

バックエンド商品への誘導セミナー(顧客獲得型セミナー)の成功

=集客の成功+顧客の購買行動
 

目的が「見込み客の名簿集め」だけであるとしても、集客の成功が絶対の条件となります。
しかしながら、ここで知っておかなければならないことがあります。

それは、「集客活動には時間とコストが掛かる」ということです。
結果を得るまでは、何度もトライ&エラーを繰り返す必要があり、想像以上に長い道のりになるものです。

資金力に乏しい個人にとって、この状況はとても辛いものとなるでしょう。
ズバリ申し上げて、新米セミナー講師、ファシリテーターにとって、最も厳しい、しかしながらチャレンジングである仕事は「集客活動」です。

では、いわゆる集客の出来るセミナーを開催するには、一体何をすれば良いのでしょうか?

集客の出来るセミナーとは、ズバリ、「自分の持っている顧客層にマッチしたテーマを選ぶこと」が大前提になります。
例えば、自分が会計士であり、自分の持っている顧客層が、中小企業の経営者が殆どであるにも関わらず、「野菜の栄養学セミナー」を開催しても、それほどの集客は期待できないということです。

自己満足、自己実現の要素も勿論大切ではありますが、空っぽの会場でのセミナーは辛いものです。
開催日までは、申し込みの数字が常に気になってしまい、精神的にもきつい時間を過ごすことになります。

だからこそ、まずは「集客出来るセミナー」を考え、逆算し、企画、構築することが大切になるのです。
しかし、ここで問題があります。

「え!? 顧客層なんて言われても、自分でそんな顧客リストも持ってないし、知り合いもいないけど・・・」

という場合です。

顧客リストを持っていなくても集客出来るセミナーを企画する

有名人とのジョイント開催であること

実績のある講師や、有名人、媒体(ブログなど)を持っている人とのセミナー。

顧客名簿を持つ企業や団体が主催すること

ターゲット層の名簿、情報発信媒体を持つ企業や団体が主催するセミナー。

他に無い独自性の強いコンテンツを持つこと

他の人が出来ないこと、重要で貴重な情報をタイムリーに発信できるセミナー。
 

講師や会社の力で集客が見込める場合には、その人や組織の持つ媒体からの宣伝効果で集客を狙うことになります。
自主開催し、自分が講師として話しをする等の場合には、ターゲットとする顧客が興味を持つ「独自の」コンテンツ企画を練り、段取りを十分に行う必要があります。

更に、自ら出来る限りの知り合いに声をかけ、様々な会合に顔を出しながら知り合いを作る等の、「積極的な集客活動」を行う必要があるのです。

セミナーを無料にするか、有料にするかを決める

セミナーやワークショップを開催する場合、まずその「商材」を決める必要があります。

セミナー自体が商品であるのか、セミナーでお客様に紹介したい商品があるのか、或いは、その両方なのかです。
その商材によって、同じテーマのセミナーであっても、話す内容、進行は全く異なるものになるはずだからです。

そしてもちろん「価格設定」も異なります。

  • セミナーや会(情報・場・時間)自体が商品(無料化しない)
  • 名簿集め目的の場合や、セミナーや会で紹介するモノが本当の商品(無料化も可能)
  • その両方

多くの人にとって「無料の情報源」はとてもありがたいものです。
しかも「講師」という信頼出来る人からの情報ならば尚更のことです。

多くのセミナー講師は無料で情報を出すことを嫌います。
しかし、これは戦略次第ですので、良く考えてみて下さい。

あなたが専門家であり、お客様が知りたいことに精通しているプロであることを具体的に証明するには、その情報をあなたが誰よりも詳しく知っていることを広く公表するしかありません。

わざわざ無料でセミナーを開催する目的は、第一に「名簿集め」。

そして、「あなたのビジネスを広く見込み客に紹介すること」であり、そして「あなたに仕事を依頼することは良いことだ」ということを証明するためでもあります。あなたが確実に準備を進めながら、情報を小出しにし、開催案内を繰り返す間に、見込み客はセミナーへの関心、あなたへの良い印象を持ち始めています。

そしてセミナー開催当日、貴重な情報を提供され、投資意欲を掻き立てられて、最終的に契約を結ぶことになるのです。

セミナーや会の開催目的を決める

次に開催の目的です。
「進行、内容を考える上で、この設定がとても大切」になります。

  • セミナーや会に参加する人の満足追求が目的
  • 見込み客への商品販売が目的
  • 見込み客の名簿集めが目的

仮に、セミナーで発信する「情報や資料自体が商品」である場合や、「人を集めて楽しんでもらう交流の場や時間が商品」であるとするならば、セミナーや会の目的は、「顧客満足の追求」ということになるでしょう。
しかしながら、バックエンドに控える高額な商品&サービスの販売を考えているのなら、セミナーや会の目的は、「商品を買ってもらうこと」になるはずです。

セミナーにおける顧客満足の追求とは、お客様に新たな、有益な情報、楽しさ、気付きや機会、きっかけを与え、「この時間、お金を投資して良かった」と感じながらお帰り頂くことです。

対して、商品を買ってもらうとは、「お客様の問題を解決出来る、満足感を追求するために存在する商品やサービスを紹介」し、セミナーの時間を十分に使いながら、見込み客が商品購入を決断する際の心配事、買った方が良い理由の答えを示し、一部分を体験、体感してもらい、買わない理由を削除するというプロセスを実行し、「注文やお申し込みを頂く」ことです。

セミナーの会場を決める

会場は自分の会社の事務所が使えれば、それが費用面では最も良いかもしれませんが、そのような場所をお持ちでない場合は、貸し会議室を借りることになります。
セミナーや会のクオリティーだけを考慮できるならば、ターミナル駅から徒歩10分以内の、きれいな会場を選ぶのが最も良いと言えます。

セミナーの良し悪しは、会場の雰囲気からも判断されてしまうからです。
但し、会場費用の問題があります。

会場費は場所、時間、公共施設か民間企業が貸し出しているものなのか、その様な条件によって大きく異なります。

費用面でのお勧めは、やはり公民館などで割安な会議室を借りることですが、建物が古かったり、トイレが汚かったり、見た目もあまり良くない会場が多いです。

しかしながら、大きなスペースを安価に借りることが出来ますので、一度は調べてみる価値はあるでしょう。

ですが、公共の施設は、なぜかホームページやメール等での連絡が整備されておらず、検索や詳細の把握は意外に手間がかかります。

良さそうな情報を見つけたら実際に訪問し、管理事務所で話を聴きながら契約をする方が良いでしょう。

価格の相場ですが、公共の会議室などでは、およそ一時間で500~1,000円、民間の会議室や喫茶店のレンタルスペースなどでは1,500~5,000円等様々です。

また、会議室そのものは安価であっても、ドリンクをひとり1杯、最低5杯注文しなければならない(一杯600円程度)等のシステムが隠れている場合もありますので、よく確認をしてください。

また、公共の施設では、パソコンやプロジェクターを使う場合には「電気代」として、別途料金を取られたりすることもあります。
それでも公共施設は安価で人気がありますので、会場の手配は常に早めに行うことをお勧めします。

セミナーの開催日程を決める

セミナーがBtoBの場合の開催日程のポイント

  • 週末に開催しない
  • 月曜日と金曜日を避ける
  • 祝日がある週を避ける
  • ターゲット業界のイベント開催日を避ける
  • 年末年始、年度末、梅雨の時期を避ける

セミナーがBtoCの場合の開催日程のポイント

  • 月曜日と金曜日を避ける(土日休みの見込み客層が多い場合)
  • 祝日がある連休週を避ける
  • 朝早い時間や、中途半端な時間帯を避ける
  • ワールドカップ、オリンピックなどの大イベント開催日を避ける
  • 年末年始、年度末、梅雨の時期を避ける

セミナーのターゲット顧客を明確にする

次にセミナーに参加してもらう顧客(またはバックエンド商品の見込み客)を明確にします。
ここまで何となく持っている顧客のイメージを明確に定義しましょう。

これから「役立つ情報」や「楽しい、実りある時間」は、誰のためにある、誰に役に立つモノなのでしょうか?

セミナーの名称を決める

セミナーに名前をつけます。
シリーズモノなのか、単発なのか、●●の会なのか、先ほど決めたテーマに沿った名称をつけてみましょう。

既に数回の開催実績がある場合は、第●回と頭につけて下さい。
初回の場合は第一回と書く必要はありません。

例:セミナー名称、キャッチコピーは対象顧客層が興味を持つように工夫しましょう。

  • ●●診断テスト
  • ●●の正しい見つけ方
  • ●●のための便利アイテム
  • よくある●●という勘違い
  • ●●を達成する7つの方法
  • あなたの●●を○○するには
  • ●●からの脱却
  • 人に●●を依頼する方法
  • ●●の活用法・利用法
  • ●●を習得する方法
  • もう●●しないために
  • ●●Q&A
  • ●●についての本当の話
  • ●●のジレンマ
  • ●●初心者でも出来る○○
  • ●●のびっくり解決法
  • ●●の最高のアイデア、最低の考え方
  • ●●完全ガイド
  • ●●によくある間違い
  • ●●トップ10
  • 絶対に●●しないで下さい
  • ●●してはならない時
  • 知っておかねばならない●●
  • 費用をかけずに●●する方法
  • ●●から○○を得る5つの方法
  • ●●を失敗しない5つの戦略
  • ●●が成功する6つの秘密
  • ●●の夢が叶う7つの方法
  • ●●を回避する7つの危機管理
  • ●●にならないための8つの心得
  • ●●を得る9つの法則
  • ●●初心者のための10の事実
  • あなたの●●を改善する10の手法
  • ●●に確認するべき11の質問
  • ●●を打開する12の戦略
  • ●●の13の事例
  • ●●の時まずやるべき15のこと

インターネットからの集客は、セミナーのテーマ、キャッチコピーが大きく影響します。

効果の高いキーワードは、トライ&エラーを経て見つけ出すしかないのですが、いつか必ず見つかるはずです。

以下のサイトがヒントになります。
http://tools.256web.net/free/blog/

タイトルを決める時に、きっと役に立つ情報があると思います。
セミナー名称は、後で変えることは難しいですから、宣伝場所、媒体によって、それを装飾する言葉を変えてみるのも効果的です。

例えば、セミナー集客サイトを訪れる人たちは、「自己啓発型」の言葉に心を動かされる人が多いかもしれません。

しかしながら、セミナーや交流会の会場に置いてもらうチラシには、また別の言葉が必要になるかもしれません。
FAXDMも「社長室に直接送る」経営者向けメッセージと、一般社員が仕分けて社長室に届ける「代表FAX番号」に送る場合とでは、使うべき言葉が異なるはずなのです。

ポイントは、「自分事」メッセージです。

例:あなたが対象ですよ!と呼び掛けるメッセージを込めましょう。

  • ●●について悩む社員10名以下の会社の経営者のための「●●セミナー」
  • 30代独身男性が「営業職」でキャリアアップする方法を教えます。
  • 「●●研究会」
  • 就職後、会社での人間関係が不安な「大学生」のための「新卒コミュニケーション講座」

ターゲット顧客層の痛み、心配、不安の定義を名称化する

ちょっと過激ですが、セミナーの名称を「見込み客の痛み」にしてしまうという方法があります。
それにより、あなたが提供出来ることが、より「直接的」に伝わり易くなります。

この名称を、ブログ、ホームページや資料などの全ての広告物に書き込みます。
名称は「お客様の痛み」、説明文には「提供出来る結果」について具体的に示し、40文字以内程度のなるべく短文で書き下ろして下さい。

  • 収入の伸びないサラリーマンが週末を有効活用する10のステップ
  • サラリーマン講師が実践している「週末だけ」の語りビジネス。これで問題は解決です。

独自のプロセス/方法論を含んだ問題解決法を確立する

講師として、ファシリテーターとして、ある程度の実績がついてきたら、あなたが提供出来るその問題の解決策や方法論を確立し、名前を付けてみましょう。

あなたのセミナーを受けた人は、どのようなプロセス、フローで、問題解決にまで辿り着くのでしょうか?

問題解決プロセスの「型・フロー」を作り、それを名称化します。

「●●式●●解決法」

その名称は顧客の深層心理の中にある「重要な疑問」に答えることになります。

疑問:
なぜ他のセミナー講師ではなく、あなたの話しが聴きたいのか?

答え:
あなただけが「●●式●●解決法」を持っているから。

多くの人がする「誤解」を洗い出し名称化する

多くの人が陥る「ミス/誤解」を名称化し、明確に知らしめることで、顧客の注目を集めることが可能になります。

いわゆる「ハッ」とさせる方法です。

「多くの人が持つ誤解⇒問題解決のためにやるべき事」を明示することでより強い関心を集めることが出来るでしょう。

誤解(現在)の問題提起⇒過去の失敗のリフレイン⇒問題を解決した未来

現在から過去へ、過去から未来へ。
そんなクライアントの生活に関わるストーリを提供するために、その「誤解ネタ」を集めてみて下さい。

セミナーの参加費を決める

ここで大体の価格を決めてしまいましょう。
具体的な内容を仕上げる前に決める理由は、具体的に苦労して作り込んだプレゼンテーションやプログラムには「愛着が湧き過ぎて」、冷静な判断、市場価格の分析が出来なくなってしまうからです。

あなたのセミナーや会の競争相手は、他のセミナーや会だけではありません。

今の時代はライフスタイルが多様化し、人の「可処分所得」、「可処分時間」は限られています。そのような時代には例えば、セミナーに参加する時間と、居酒屋で飲み会をする時間が競合関係にあったり、家で読書をするための書籍代との競争であったりするのです。

あなたのセミナーの価値は、一体いくらのものになるのでしょうか? 時間とお金、その両方を割く価値のあるものなのでしょうか? そこに焦点を当てずに、価格を決めることは出来ないのです。

価格を決めるために、まずは損益分岐点を計算してみましょう。

あなたの開催するセミナーの経費は一体いくらになりそうでしょうか?
満席になったら、一体いくらの収益があがるのでしょうか?

まずは、先ほど決めた会場のレンタル費用です。
小規模なセミナーであれば、ここが最も大きなコスト負担になります。

前述致しましたが、セミナーの前後30分は、準備、受け付け、後片付けで必要となりますので、予約時間には注意が必要です。

次に資料・教材です。
製本する場合等はそれなりのコストがかかります。

数枚のA4用紙をホチキスで留めて使用する場合には、その枚数と人数分のコピー代(或いは印刷代)、束ねるフォルダを提供するならば、100円ショップなら3冊入りくらいで売られています。

そして食べ物です。
長時間のセミナーであれば、お弁当を提供することもあります。

ペットボトルなどで水やお茶、或いはちょっとしたキャンディーやお菓子を机の上に置いていたり、休憩時間に自由に飲めるコーヒーやお茶等のポットを後ろに並べている場合等があります。
民間で運営されている会議室では、それらをオプションとして比較的安価で提供していることもありますので、チェックしてみて下さい。

備品はワーク等をする場合には、様々なツールが必要になることがあります。

色ペンや画用紙、アイスブレイクのための道具、デジタルカメラ、ビデオ等も必要になるかもしれません。
また、レンタル可能な場合が多いですが、プロジェクターやホワイトボード等も必要になります。

更に人件費です。
ここはぜひ、ボランティアスタッフで固めたいところです。
無料で話を聴けるのですから!

しかしながら、見つからなければ、アルバイトやお手伝いを雇う必要があるかもしれません。

セミナーであれば、男女の構成で最低3名は確保したいところです。
受付、講師紹介などの進行をしてもらい、その間に遅れて入ってくる参加者も捌かなくてはなりません。

講師が全てを独りで行うことはほぼ不可能と言ってよいでしょう。

そして、往復の交通費、広告費、その他の諸経費を計算します。
広告はインターネットを活用することで比較的安価に抑えることが出来ますが、客層を考えて決定して下さい。

セミナー広告の種類

  • セミナー集客サイトを利用(セミナーズ・イベントフォース等)
  • PPC(検索エンジン)広告(ヤフー・グーグル)
  • ホームページ&ブログ
  • メールマガジン
  • ポスティング(チラシ)
  • DM(FAXや手紙)

集金インフラを準備する

銀行振り込みか、当日会場での現金集金か?
領収書の準備、5万円以上の参加費の場合には、領収書用の収入印紙も準備が必要です。

セミナー集客サイトに手数料を支払い、集金を代行してもらう場合には大きな問題にはなりませんが、特に当日集金をする場合には、様々な準備が必要になりますのでご注意ください。

また、当日集金の場合には、申し込み者の参加率もグッと下がってしまいます。
「代金引換でセミナー参加票を送る」など、工夫を凝らしましょう。

また、PAYPALというサイトを利用すると、簡単にクレジットカード決済が利用できます。

メールや招待状のデザインをチェックするチラシやDMを作成する場合には、会社や個人のイメージ、セミナーのイメージを損なわないように、よくチェックをして下さい。
例えば、BtoBセミナーであるのに丸文字を使っていたり、文字数が多すぎて読みにくいものであったり、写真がFAXでつぶれてしまうような色合いであったり・・・。

他社の良い広告を取り入れながら、制作を進めて下さい。

ホームページやメールマガジンで告知する

現代社会に生きる私たちにとって、「時間」は大変貴重な資源です。
あなた手帳には、何週間先の予定までが書かれているでしょうか?

また、その優先順位はどのように決定していますか?

一般的に、セミナーの告知は「早過ぎても遅過ぎても」集客効率が悪くなります。
理想は2週間程度前に、ターゲット顧客層に情報が届くことです。

ですが、現代社会では情報が溢れかえっているため、適切なタイミングでターゲット層がその情報にアクセスしてくれるとは限りません。

ですので、宣伝ツール、紹介文やキャッチコピー等は「1ヶ月前くらいには完成させ」、ブログやホームページにアップしても良いでしょう。
チラシ、ポスティング、FAXの場合には、やはり2週間前くらいが適切と考えられます。

ホームページやメルマガを利用しての宣伝をする際のポイントは、申し込みフォームを必ず作成しておくということです。

「メールや電話でお申し込み下さい」という場合、顧客の申し込み作業への心理的なハードルを一段高くしてしまう可能性があります。

また、必要な情報が漏れている場合等にも余計な作業が発生してしまいますので、必須記入事項の確認機能や、自動返信機能付きのメールフォームを利用するようにして下さい。

自動返信機能付きのメールフォームの例

https://www.form-mailer.jp/
 

また、セミナー告知ページはセールスレター型のページにし、PPC広告(検索エンジンに表示される広告)で宣伝をしても効果的です。
お客様にとって面倒なセミナー集客サイトへの会員登録を回避させることができます。

また、一度でも開催実績のあるセミナーである場合、「お客様の声」の掲載を忘れないようにしましょう。

特に、「セミナー自体が商品である場合」には、好意的な感想文の掲載は欠かせません。
タイプで打つだけでなく、お客様直筆の用紙のスキャン画像を掲載する等、信用度も高める工夫をして下さい。

また、都合の良い、耳触りの良いことばかりではなく、「痛み/義務」も示す姿勢を忘れずに持っていて下さい。
100%の成功を保証するようなセミナーは信用されません。
誠実にデータ、現実を示すことにより、あなたの言葉への信用を一層高めることになります。

また、あなたがセミナーやワークショップを開催し、様々なコミュニケーションを持つ過程で、参加者との間で交わされた通信、メール文章や電話等には、彼/彼女たちからの心からの感謝やお礼の言葉も多くあったのではないでしょうか?

貴重な財産です。
記録として残しておきましょう。

ホームページ構成例

  • 問題提起や誤解の指摘
  • サービス名称
  • 独自のプロセス/方法論の説明
  • クライアントの体験談

比較や測定可能な方法で説明して下さい。
数字、%、時間等を使って事例を説明しましょう。

セールスレター型ホームページの例

https://kigyo18.net/lp

セミナーのコンテンツを作る

ここから詳細の作り込みをしていきます。
ですが、ここはマニュアル化出来ない部分です。

あなたの得意分野、好きなことを分かり易くまとめ、例え話、事例を豊富に紹介しましょう。
写真などの実際の映像などを見せることも、満足度を高める効果があります。

そのようなケーススタディにこそ、あなたのセミナーを選んでもらう「価値」になるのです。

コンテンツを作る前に質問です

  • 参加者に信頼されていない状態で商品が売れますか?
  • 参加者はどこの誰かも分からない人を信用しますか?
  • 参加者はあなたが話を聞かないのに、あなたの意見を聞き入れますか?

セミナーの構成、スクリプトの概要を決める

次に、セミナーや会のコンテンツの概要を考えます。
まずは全体の時間について検討してみましょう。

一般的には2時間程度、交流タイムを含めるなら、長くとも3時間程度が妥当かと思います。
セミナーが長時間になるほど、参加料金は高額になる傾向があります。

さて、あなたの企画されるセミナー(または会)は、一体どのような構成になりますでしょうか?

尚、セミナー会場を予約する際には、前後30分程度の準備、受け付け、後片付け時間が必要になりますので、きっちりと予約すると時間が足りなくなりますので、注意して下さい。

例:単数講師セミナータイプなら

  • 10時00分~事務局よりご挨拶
  • 10時10分~○○先生による◎◎セミナー
  • 11時30分~質疑応答
  • 11時55分~閉会

例:単数講師・ワーク組み合わせタイプなら

  • 10時00分~事務局よりご挨拶
  • 10時10分~○○先生による◎◎セミナー
  • 11時00分~グループワーク&発表
  • 11時30分~質疑応答
  • 11時55分~閉会

例:複数講師セミナー+交流会タイプなら

  • 10時00分~事務局よりご挨拶
  • 10時10分~○○先生による◎◎セミナー
  • 10時45.分~質疑応答
  • 10時55分~休憩
  • 11時00分~自分が話すパート
  • 11時30分~質疑応答
  • 11時55分~閉会
  • 12時00分~名刺交換会

例:ワークショップ+交流会タイプなら

  • 10時00分~事務局よりご挨拶
  • 10時10分~グループワーク説明・実施
  • 10時55分~発表
  • 11時30分~交流会
  • 11時55分~閉会

アイスブレイクを考えて組み込む

アイスブレイクとは、会議やセミナーや体験学習でのグループワークなどの前に、初対面の参加者同士の抵抗感をなくすために行う「コミュニケーション促進のため」のグループワークの総称です。

ゲームをしたり、名刺交換をしたり、握手をしてもらったり、笑い、接触のあるコミュニケーションに特に緊張を解く効果があります。

参加者に事前に配りたい資料があれば配布する

セミナーの告知を開始したら、事前に調べてきて欲しい情報、チェックリスト等、配布したい資料があれば、メールやホームページからご案内し、ダウンロードをしてもらうなりして配布をしましょう。

セミナー開催日のリマインダーメールに含めると効果的です。

開催の48時間前にメールで参加確認をする

忙しい現代人ですから、新たな予定が入っていたり、それこそセミナーの予定自体が忘れられてしまっていたり、、、最低でも48時間前に一度はメールでリマインダーを送りましょう。

リマインダーメール例

20XX/XX/XXwww.p2bco.net号外版
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃起業18フォーラム
┃間もなく開催!セミナー講師養成講座
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
このメールは、パーソナルビジネスブレイン
ズのセミナーにお申し込みを頂いた皆様に配
信しております。
配信のキャンセルは、この
メールにそのままご返信ください。

☆……………………………………………☆

こんにちは!
パーソナルビジネスブレインズの新井です。

セミナー講師養成講座にお申し込み頂きまし
てありがとうございます。

開催が今週土曜日に迫っておりますので、
よろしくお願いします!

☆……………………………………………☆

セミナー講師養成講座

開催日:20XX年XX月XX日(土)
時間:XX時XX分~XX時XX分(開場:XX時XX分)
会場:XXXXXXX
地図:http://www.XXXX.XXX/XXXXX/XXXXX

参加費:XXXX円(消費税込み)
※振り込み手数料はご負担ください。

ご入金口座:
XXXX銀行
XXXX支店普通XXXXXX
パーソナルビジネスブレインズ

すでにお手続きを頂いておりましたら、申し
訳ございませんでした。

何卒よろしくお願い申し上げます。

☆……………………………………………☆

パーソナルビジネスブレインズ
住所
URLなど

集客は最後まで続ける

セミナーへの申し込みは最後の1週間、前日、当日開催時間まで諦めないという姿勢が大切です。
セミナー集客サイトからの集客は特に、開催寸前に申し込みが入ったりすることがあります。

予定が空いた日にセミナーを探している人もいますし、そんな人の目にとまり易い、集客サイトの上部に自分のセミナーが表示される時間は、締め切り直前の最後の最後だからです。

集客活動はもう十分だと思っていても、「まだまだ不足している」と厳しく考えて下さい。
初回開催は友人、知人が集まってくれるかもしれません。

ですが、リピーターの確保はもちろん、一定割合の新規顧客を獲得していかない限り、ビジネスは尻すぼみになってしまいます。
他の交流会に出たり、自分の交流会に出て下さったお客様と「しっかりと」お話をしたり、継続的な名前売りが必要なのです。

諦めずに挑戦し続けて下さい。

メールマガジンを発行する

セミナーや会を主宰するようになったら、ぜひ、「メールマガジン」を発行してみましょう。

日頃、「価値ある情報を無料で」提供している人になれば、セミナーへの集客が期待出来るでしょう。

メールマガジンを配信することは、あなたのお名前を「常に人々の頭の中に入れておくため」にとても効果的であり、しかも圧倒的に低コストです。

メールマガジンには「2つの要素」を入れ込みましょう

  • 価値ある情報
  • 提案+行動の呼びかけ

読者を楽しませる企画もあれば尚良しです。

「最も早く返信をくれた方に!」などのサプライズキャンペーンでも面白いかもしれません。

メールマガジンの解除率やメールそのものを読んでもらえる確率を上げるために、読者の興味を引き続ける工夫を凝らして下さい。

セミナー開催日の準備はこれ

セミナー開催日は講師、スタッフの遅刻は「絶対に」許されません。
数万円を超えるような高額セミナーであるのなら、前日に会場近くのホテルに泊まるくらいの準備が望まれます。

当日は会場の準備、座席の配置や資料の配布、プロジェクター、スクリーンの設置、音声のチェック、空調の確認、そして開催後は受付に進行。
セミナーが終われば、原状回復、ゴミ捨て、管理事務所への挨拶など、山の様な裏方仕事が待っています。

また、セミナー中には、お客様の後頭部が写り込むように、あなたが講演を行っているシーン、或いは司会進行でも構いませんので、ステージに上がっているシーンを撮影してもらっておくと良いでしょう。
ブログやホームページでの貴重な宣伝素材になります。

セミナー開催直後の行動はこれ

セミナーであなたに好印象を持った参加者は、あなたに個別にアプローチをしてきます。
実際に個別に先生と話したら「全然違う印象でとても近寄り難いと感じた」、そんなことがあっては元も子もありません。

笑顔はもちろんのこと、お客様との円滑なコミュニケーションを意識して下さい。

参加者とのコミュニケーションは、話しを聴いてあげることから始まります。
心配事、苛立ち、関心などの情報を特に注意して聴き出します。

人が得たいものを得ることを助けることが出来れば、あなたもより多くのモノを得ることが出来るはずです。

帰宅後、或いは開催日直後の出社時には、参加者にお礼のメールを送りましょう。
そのメールには、あなたとの参加者との関係がこれまでより近くなったことを演出するために、記載するメールアドレスを「代表アドレス」から「個人アドレス」に変更する等、「あなたとの個別の関係」をアピールして下さい。

収益が発生したら確定申告をする

年間の利益(売上ー経費)が20万円を超えた場合には、「確定申告」が必要になります。
脱税行為は犯罪です。申告は必ず行って下さい。

あなたの雑所得の合計が、年間20万円以上の利益を得るまでは、所得税の確定申告は不要です。
※ 住民税は必要ですので、ご注意ください。

自分のセミナーを採点する

  • ここで自己評価・採点してみて下さい!
  • 専門性知識とスキル・コンサルティング能力(012345)
  • 自信と信頼性・正確性の表現力(自分の魅せ方)(012345)
  • 身なり・ビジネスツール・通信機器の装備(012345)
  • 顧客へのケア・個人へ割ける注力の度合い(012345)
  • 顧客を助ける・良いサービスへの情熱(012345)

いかがですか?
得点自体は特に問題ではありません。

このような要素を、参加者は敏感に感じ取っているということをお伝えしたかったのです。

セミナー集客を効率化する

セミナー集客は「効率化/定型化」しなければなりません。
あなたがやるべきことは、定型化した業務を走らせ、その網に人が入って来たところを、あなたの「見込み客」と「そうでない人」に振り分け、そうでない人には「セミナーに来ないでもらうこと」なのです。

例えば、バックエンドの商品を売りたいのに、それを必要としていない人を何人呼んでも意味がありません。

また、セミナー自体が商品で、可能な限りたくさんの人を集めたい場合でも、偵察(競合他社)や、自分のビジネスへの勧誘(マルチビジネス等)を目的とした人が集まっていたら、そのような人たちには来ないでもらう方が賢明かもしれません。

定型化とは

  • 見込み客へのコンタクトをシステム化する(メール)
  • 定期的にシンプルで実行し易いお得な情報を配信する(メールマガジン・ブログ)
  • 見込み客を利用して別の収入が生まれるように仕組む(アライアンス/紹介制度)
  • クライアントが知り合いや友達を紹介し易い仕組みを作っておく(口コミ)
  • 自分の得意パターン(決め台詞)、口説き文句(質問)を確立させる(クロージング)

クロージング戦略を決定する

あなたと競争相手との5つの違いを挙げて下さい!

いかがですか?
あなたを引き立たせる様々な要素がリストアップできましたでしょうか?

それは人々にとって分かり易く「直感的に」理解出来る違いですか?

得意なメッセージを持つこと、「決め台詞」を持つことで契約の成約率を飛躍的に高めることが出来るようになります。
決め台詞で必要なことは、「ホットボタン」を押してあげることです。

見込み客を見極め、定めた焦点に沿って、その見込み客がクライアントになるために「必要な理由」、「押して欲しいスイッチ」を探します。

「表の要求と裏の欲求」、そのボタンを見極めるのです。
見極めには質問を繰り返すことがポイントになります。

  1. あなたの持つ特性で「競争相手に真似されにくいこと」は何ですか?
  2. あなたの持つ特性で「最も理解され易い、伝えやすいこと」は何ですか?
  3. あなたのターゲット顧客層にとって「最も大切なこと」は何ですか?

①と②を使って、③を攻めます。

そのクロージングメッセージを、セミナーに集客する広告の最後に、或いは、セミナーにてバックエンド商品の購入を決断してもらう最後の瞬間に、ターゲット顧客層に対して投掛けます。

その際、「ターゲット顧客が追っているリスク」を洗い出し、「代わりに自分が負う」という戦略が役に立つことがあります。

例えば「満足保証」。

「お客様がご満足いただけない場合、全額返金します」等の戦略が有名です。
この際に気をつけるべきことは、お客様が負っているリスクを履き違えないということです。

何でも返金すれば良いということでもありません。

セミナーに呼びたい人に向けた独自のメッセージ

顧客を安心させ、心を掴むメッセージのポイントは「意味のある」、「本物の」、「具体的な言葉」を多く使うことです。

抽象的な、形だけの、結局何を言いたいのか分からないような話ではなく、「手触りのある」、「記憶に残る言葉」のメッセージの型を作ります。

狙いを定めて発するメッセージはそれだけでも十分にメッセージ性の強い文章になりますが、特に「具体性」を強く意識し、前述したような表と裏の2つのメッセージを作ります。

表のメッセージ

  • 私たちは、(機会/ニーズ)を必要としている、(誰)のために、(カテゴリ)のセミナーを提供します。
  • お客様は、セミナーに参加することによって、(競合の商品/サービス)とは違う、(主な顧客利益/購入するべき理由)を手に入れることができます。
  • 私たちのセミナーやサービスは、(最大の特徴/差別化ポイント)を持っているからです。
  • シンプルに表現すれば、「私たちは、(何)を求めている(誰)のために、(何)をします。」

となります。

表のメッセージの例

私たちは、経費をかけずに営業活動を強化したい個人事業主や中小企業のために、低コスト営業ノウハウの凝縮されたセミナーを提供します。

裏のメッセージ

あなたは(私を/このセミナーを)選ぶことによって、(お金/健康/愛情/安全/名声/仲間/自立/性/魅力)を手に入れることが出来ます。

裏のメッセージの例

  • 独立起業したい=自分の可能性にチャレンジ+上司の鼻をあかしたい
  • もてるオヤジ=奥さんのため+会社で女子社員にモテたい
  • ベンツが好き=安全性+憧れられたい
  • 子供を私立中学に=娘のため+ステータス

ところで、あなたはブログをお持ちですか?
もちろん、もう既に開設されている方が殆どだと思いますが、それでは「無料レポート」は発行されておりますでしょうか?

ブログの自己紹介はいかがですか?
単なる事務所案内、経歴紹介、つまらない型通りのコメントに終始していませんか?

価値ある情報にユーモアを交えて効果的に配信されていますか?
MixiのようなSNSは活用されていますか?

インターネットは意外と活用出来ていないものです。

意外と出来ていないセミナー集客の準備

インターネットだけがセミナーの集客の方法ではありません。
仲間が集まり、専門分野を体系化しチームを組むことで、クライアント獲得能力を飛躍的に向上させることが出来るようになります。

ひとつの「チーム」としてホームページやブログを運営したり、お互いの顧客を相互紹介し合えば良いのです。
数名のチームが出来れば、数千にも及ぶ戦略が浮かぶことさえあり得ます。

このチーム編成はセミナー集客戦略上極めて重要になります。

実は、多くの主催者は、インターネット以外でのセミナー集客活動を積極的に行いません。
メールフォームからの申し込みを待ちながら、胃が痛い思いをしているのが現状です。

決め手は、毎回の小手先の集客技術ではありません。
「集客実務の仕組みを構築出来ているか」にかかっています。

成功しているセミナー講師は、これらのことを忠実に実行し、継続的に売り上げを伸ばしています。

無料レポートを作る

価値ある情報を無料で配布し、本番であるセミナーに誘う、そんな集客に効果的なのが無料配布レポートです。
電子データ(PDF)での配布で構いませんので、一度作ってしまえば永久的に低コストで配布が可能です。

これらの無料レポートが充実してくれば、読者からの反応が集まりセミナーのネタにすることが出来ますし、情報を発信し続ければ、更なる情報が入ってくるようになります。
いつかは専門書、ビジネス書を出版するキッカケにもなるでしょう。

そうなれば、セミナー集客は、より簡単なものになっていくはずです。

資料作成の目的のひとつは「価値のある情報を無料提供し、専門家としての存在を示すこと」にあります。
ホームページやブログにその知識、専門性を必要としている人を集め、その人たちの問題を解決するための情報を無料で提供するのです。

「でも無料で良いのでしょうか? 」

答えは「はい」です。

資料自体は短いA4数枚のPDFで十分なのですが「必ず無料」でなければなりません。
この無料レポートに書かれた価値ある情報を提供する代わりに、E-MAILアドレスを登録して頂きます。

これが一番の目的であり、この見込み客のアドレス名簿に定期的にセミナー関連情報を配信していくことになるのです。
「貴重な情報を無料レポートでなんてもったいない」と思われるかもしれません。

しかしながら、信用が高まれば、最終的にバックエンド商品の購入につながる可能性もあり、見込み客への窓口を広げることが出来るのです。

そして、その無料レポートには、あなたのこれまでの実績、具体的な成果も存分に含めて下さい。
もしあなたに何の成果も実績もない場合には、実績のある人やパートナーのお名前を借りても良いですし、実績のある人から学んだことなどを書かれても良いでしょう。

そして物事の説明、根拠の提示にはパーセント、数字、時間の単位などを使用して下さい。
わかり易く、イメージし易いように説明してみましょう!

メールアドレス収集時の注意点

何らかの方法でアドレスを収集し、顧客リスト化する場合、そのアドレスにメールマガジンを配布すること、いつでも解除出来ることをお客様に通知する文章を掲載し、あなたが個人情報をきちんと管理、保護し、目的以外に利用しないことを示しておく必要があります。

そして、アドレス登録時に残る「ログ」も保存するようにして下さい。

見込み客メールアドレスの活用法

無料レポートの配布により、見込み客アドレスを収集したら、その人たちを3つのグループに分類して管理していきます。

グループA

あなたの味方、ファンの人たちです。
すぐに連絡をすることが可能で、月に一度程度は面会することが可能な人たちです。

あなたはそのような人たちに対しては、あらゆる販促アプローチをかけることができます。
いわゆる固定客、リピーター層です。

グループB

もう少し遠くにいる人たちです。
無料レポートを請求した後に、あなたに個別連絡、質問をしてきた人たちです。

これらの人たちにセミナーに来てもらい、グループAに昇格してもらうことを考えてアプローチを組み立てます。
月に2回は「価値のある」情報を配信し、コンタクトを取るようにします。

継続的な連絡があなたのパーソナルブランドを定着させます。

グループC

人数的には最も大きな層です。
あなたの情報に辿り着き、興味を示し、無料情報資料を請求しただけの人たちです。

いつかセミナーに参加してくれる可能性がある人たちと言えます。
これらの人には年に4回程度情報を送るようにします。

各グループへのアプローチ戦略と目標を設定して、ファンを増やしていきましょう。

セミナーを売り込むブログを作ろう

まず、ブログは「あなたの誠実さをアピールする事」に重点を置いて作成、見直しをして下さい。

それは何故でしょうか?

ご説明するまでもないことですが、見込み客は(最初にホームページを見ている段階では)、あなたの人柄や実務能力、実績を判断出来ずに「不安な気持ち」になっているからです。
まずはブログで「信用される人」を演出していきましょう。人は信用していない人、会社から商品やサービスを決して買わないのです。

見込み客は、まず「セミナー内容」、「講師」、「会場の場所」、「時間」でセミナーを絞り込みます。
最後の決め手は、「安心感」、「価格」です。

その際、どうしても情報は目の前の広告媒体に限られますので、「見た目/見栄え」からそれを判断することになります。
その意味からも、可能であれば、ブログには講師の顔写真を載せる方が良いでしょう。

見栄えを良くという意味は決して「豪華/立派」であれということではありません。
前述のように「誠実さ」を最大限PRすることです。

このポイントで好印象を与えることが出来れば、次の段階である「料金の評価」に進むことになります。
「信頼感」を適確に演出することが出来れば、他のセミナーや会とはこの段階で一線を画すことが出来るのです。

プロフィールの作成方法

ブログやホームページ、セミナーの広告には、あなたの紹介文を入れ込みます。
可能であれば、先生の笑顔の写真、そして以下の内容について具体的に述べてみて下さい。

  • あなたはどのような問題を解決できますか?
  • あなたはどのような(人の)問題をこれまで解決しましたか?(例を挙げる)
  • あなたは今どのような結果を得ていますか?(状態・立場)

自己紹介はフレンドリーに作りましょう。

学歴、職歴、資格をズラズラと並べた挙句、堅苦しい挨拶に終始していては、一般の人たちからは「恐れ多い存在」に見えてしまい、敬遠されてしまいます。
更に言えば、そのプロフィールそのものが難しすぎてさっぱりわからないという状態になっていることがあります。

見込み客は「自分は仕事を依頼することすら出来ないのではないか」、「話す事もままならないのではないか」、と感じて気が引けてしまうでしょう。

そうかと言って、あまりくだけ過ぎていてもおかしなものです。
一般の人を「ド素人扱い」することもプライドや尊厳を傷つけてしまいます。

ホームページやブログの原稿を作成する時、人前に立つ時、配布資料でクライアントへのアドバイスをまとめる時、そんな時には適正な立ち位置、一般社会との距離感を意識してみて下さい。

プロフィール文章はネット上のみならず、あらゆる資料や名刺、看板などにも転用すると効果的ですので、最初に気合を入れて作り込んでいきましょう。

ただの単発セミナー商売で終わらせないためにあなたが現時点でバックエンド商品を持っていない場合でも、地道に顧客名簿を集めることで様々なビジネス展開が可能になります。

継続は力なりです。

  • 会員制ホームページ、ウェブでの通信教育
  • 顧問契約、代理店・代理人活動
  • 目的別トレーニング・研修、演習プログラムの販売
  • 参考書・指南書・特別報告書・白書の出版
  • 協会設立

セミナーは「会場に人を集めて話すだけ」のビジネスではありません。
オンラインで繋いだり、動画を配信したり、DVDを配布したりすることも可能です。

時間と空間の制限を取り払えば、それはつまりパソコン(インターネット)を駆使することが出来れば市場は数倍にも膨れ上がるのです。
内容にもよりますが、動画配信でも十分に情報を伝えることは可能です。

セミナー開催だけでなく、トレーニング、デモ、最近では「スカイプコーチング」など、無料インフラを使ってのオンラインコンサルティングサービスが出てきています。

パソコンが利用出来ればコストを削減出来るだけでなく、遠くの見込み客でさえ取り込むことが可能になり、大きな効果が期待出来るのです。

積極的に取り入れて収益を拡大して下さい。

BtoCセミナーとBtoBセミナーの決定的な違い

BtoBのセミナーと言えば、「研修」です。
BtoBとなりますと、その報酬額はゼロ一つ大きくなります。

つまり、講師としてはステージアップの感覚になるわけですが、今までとの大きな違いがあることを理解しておかなくてはいけません。それは、参加者の意識の違いです。

やらされている感満点の「研修参加者」の感情は、個人セミナーの参加者のテンションと天と地の差があります。
そこを忘れていると「スベる」ことになります。

早く終われ、指名するな、眠い。

もし、あなたが顧客満足を追求するなら、早く終わる、指名しない、休憩を多くする、となりますね。

でも、これで良いのでしょうか?
リピート注文が来ますでしょうか?

ここがポイントです。

  • BtoC=聴衆がお客様
  • BtoB=聴衆の雇い主がお客様(その場にいない可能性もある)

更に・・・お客様のコスト計算も違います。

  • BtoCのコスト=参加費・時間
  • BtoCのコスト=講師料・社員の時給・業務停止による損失

環境が厳しい上に、求められる効果も遥かに高いのがBtoBセミナーです。
新しいお客様との出会いを楽しみにしつつ、この教材に書かれた一つひとつのことをぜひ実行してみてください!

きっとあなたのセミナー、会、ビジネスに何かの変化が起こるはずです。

セミナー企画・チェックリスト

あなたの商材は何ですか?

A.情報・資料
B.場・時間
C.AとB
D.他の商品
E.全て
DやEの場合、具体的に:

そのセミナーの目的は何ですか?

A.名簿集め
B.お客様の満足
C.商品の販売

どんな形式のセミナーですか?

A.セミナー
B.ワークショップ
C.交流会
D.組み合わせ
E.全て
DやEの場合、具体的に:

そのセミナーの主催者は誰ですか?

具体的に書いてください。

講師/ファシリテーター/説明員は誰ですか?

具体的に書いてください。

メインテーマは何ですか?

どのような問題点、痛み、悩みを提起し、解決策を示しますか?

顧客層はどのような人たちですか?

  • 性別は?
  • 年齢は?
  • 世帯年収は?
  • 居住地域は?
  • 家族構成は?
  • 性格は?
  • 業界は?
  • 会社の規模は?
  • 職種は?
  • 役職は?
  • その層の人口は?
  • その層との接点は?
  • その層はあなたの何に興味を示しますか?

その人たちはどのような利益を得ることが出来ますか?

セミナー受講前、受講後にどのような変化が、いつ現われるのでしょうか?

その利益は、競争相手が提供出来ないものですか?

或いは、何らかの事情で提供しない、したくないものなのでしょうか?

その利益は、どのくらいの価値がありますか?

お客様に貴重な時間を割いてまで参加して頂くための十分な説得力がありますか?

お客様の成果や効果を測定する方法はありますか?

お客様が測定する方法、あなたが測定する方法それぞれがありますか?

試しに3人の友人に勧誘の電話をかけられますか?

その反応からそのセミナーのテーマにどれほどの関心が寄せられるかがわかりますか?

セミナーマーケティング・チェックリスト

セミナーの名称は何ですか?

お客様が測定する方法、あなたが測定する方法それぞれがありますか?

名称を装飾する自分事メッセージは何ですか?

その反応からそのセミナーのテーマにどれほどの関心が寄せられるかがわかりますか?

ターゲット層の持つ不安は何ですか?

その反応からそのセミナーのテーマにどれほどの関心が寄せられるかがわかりますか?

あなたの問題解決スキル/方法の名称は何ですか?

その反応からそのセミナーのテーマにどれほどの関心が寄せられるかがわかりますか?

ターゲット層は何か誤解や思い込みがありそうですか?

その反応からそのセミナーのテーマにどれほどの関心が寄せられるかがわかりますか?
 

これらを広告、メッセージに入れ込んでいきましょう!

セミナー利益計算・チェックリスト

セミナー集客表3

セミナー準備・チェックリスト

セミナー集客表4

セミナー集客表5