AI時代の成約率を高めるホームページの秘策

見た人が、申し込む|成約率を高めるホームページ(ホームページを見るノートパソコン)

見た人が、申し込む|成約率を高めるホームページ(ホームページを見るノートパソコン)

「アクセスは増えたんですが、申し込みが増えないんです」

ご相談で一番多いのがこれですね。見せていただくと、ホームページ自体はそんなに悪くありません。来る人が変わったのに、見せるものが昔のままになっている。たいていそこです。

いまホームページに来る人は、何を確かめに来ているのか?

昔は「〇〇とは何か」から調べて、途中でいくつかのサイトを見て、比べて、問い合わせる。この順番でした。

いまは違います。ChatGPTやGoogleのAIによる概要で、ひととおり調べ終わってから来ます。ホームページに着いた時点で、その人はもう基礎知識を持っている。そういう前提で見直す必要があります。

この流れについてはゼロクリック検索が68%に|それでもホームページに人が来る理由にまとめました。あわせて読んでみてください。

だから、サービスの一般的な説明を丁寧に書いても止まりません。「そんなことは知っている」で終わってしまいますね。

逆に、AIでは分からないことがあります。「これを誰がやっているのか」「自分の場合はどうなるのか」「いくらかかるのか」。この3つを確かめに来ていると思ってください。

直す順番があります

やることを全部並べても手が止まるので、効く順に書きます。上から順にやってください。

1. 最初の画面で「誰の何を解決するか」を言い切る

スクロールしないで見える範囲に、これが無いページが本当に多いです。屋号とかっこいい写真だけ、というパターンですね。

入れるのは、次の3つだけで足ります。

  • 誰のためのサービスか(「これから起業する方へ」「地域で整体院を開いている先生へ」)
  • 何ができるようになるか
  • 次に何をすればいいか(申し込みボタン、無料相談、資料の受け取り)

ここを直すだけで数字が動くことがあります。いちばん見られている場所ですから、当然といえば当然ですね。

2. 「誰がやっているのか」を見せる

AIで下調べを済ませた人が、最後に確かめに来るのがここです。それなのに、会社概要が住所と電話番号だけ、というサイトが多い。もったいないです。

  • 顔写真(きれいに撮る必要はありません。人が写っているかどうかです)
  • これまで何をやってきたか
  • なぜこの仕事をしているのか
  • お客様の声。できれば名前と、どういう状況だった方かも一緒に

「〇〇様(40代・女性)」だけでは弱いですね。「開業3年目で、月の新規が2名で止まっていた頃に相談されました」まで書くと、同じ状況の人が自分ごとにできます。

何をどこまで見せるかは、コンサルタント集客|相談前に見せたい専門性と初回相談の流れで詳しく書いています。

3. 申し込みの項目を減らす

入力する欄が多いほど、途中でやめられます。最初の接点では、名前とメールアドレスだけ。あるいはLINE登録だけ。これで十分です。

住所も電話番号も業種も、関係ができてから聞けばいいことですね。いま自分のフォームを開いて、消せる欄がないか見てください。

4. スマホの実機で、自分で申し込んでみる

パソコンで作って「きれいにできた」で終わっているサイト、まだあります。ご自身のスマホで、最初から最後まで実際に申し込んでみてください。

だいたい何か見つかります。ボタンが小さくて押しにくい、文字が詰まって読めない、フォームで入力欄が拡大されて位置がずれる。パソコンでは絶対に気づかないところです。

ちなみに、自分のサイトのスマホ比率はGoogleアナリティクス(GA4)で見られます。だいたいのサイトで7割前後ですが、業種で変わりますので一度確かめてみてください。

5. 表示速度を測る

PageSpeed Insights にURLを入れるだけで測れます。Googleが「良好」としている目安は、いちばん大きな画像や文字が表示されるまで2.5秒以内です。

遅いときの原因は、たいてい画像です。スマホでは400pxくらいでしか表示されないのに、2000pxの写真をそのまま置いている。これが一番多いですね。撮った写真をそのままアップロードしていないか、確かめてみてください。

やらないほうがいいこと

不安をあおって申し込ませる

「このままでは手遅れになります」といった書き方ですね。短期的には効きますが、そうやって申し込んだ方は、たいてい続きません。返金や解約の対応で、結局こちらの時間が減ります。

同じことを伝えるなら、先延ばしにすると何が起きるかを、事実として書けば足ります。「募集は月に1回です」「今期の枠は3名です」。本当のことだけを、そのまま書く。これで十分です。

他人が動くことを約束する言葉

これは知らないと引っかかります。成果の説明で「他人がそう動く」と読める言葉を使うと、Google広告の審査に通りません。

NGになるのは、こういう言い方です。

  • 受注できます(相手が発注するとは限りません)
  • 取材が入ります(メディアがそうするとは限りません)

言い換えれば通ります。

  • 受注につながる提案書の作り方が分かります
  • 取材されやすいプレスリリースが書けるようになります

主語を「あなた(読者)」にすればいいわけですね。広告を出さないとしても、この書き方のほうが誠実ですし、後で揉めません。

直したら、数字で確かめる

感覚で判断すると、たいてい間違えます。無料で入れられるものが2つあります。

  • Googleアナリティクス(GA4) どこから来て、どのページで帰っているか
  • Microsoft Clarity どこまでスクロールされたか、どのボタンが押されたか

Clarity は録画も見られます。実際に自分のページを見ている人の動きを何本か見ると、「ここで止まっているのか」が一発で分かります。想像で悩んでいる時間がもったいないですね。

読まれていない部分が分かったら、消すか、順番を入れ替える。押されていないボタンがあったら、文言を変えてみる。この積み重ねが半年後に効いてきます。

AIには、何をやらせればいいのか?

ChatGPTやClaudeに、キャッチコピーの案を10個出させる。この使い方はおすすめです。自分ひとりで考えると、どうしても似た言い回しになりますからね。

ただし、選ぶのは自分です。AIは自分のお客様を知りません。出てきた案の中から、実際に相談されたときの言葉に一番近いものを選んでください。

それと、AIが書いた文章をそのまま載せるのはやめたほうがいいです。読む人には分かります。どこの会社のサイトにも書いてありそうな言い回しが並んだページは、書き手の顔が見えませんからね。誰がやっているのかを確かめに来た人が、それを読んでどう思うかということです。

まとめ

アクセスを集めること自体に、以前よりお金がかかるようになりました。だからこそ、来てくれた人を逃さないほうに手をかける番です。

順番はこうでした。

  • 最初の画面で、誰の何を解決するかを言い切る
  • 誰がやっているのかを見せる
  • 申し込みの項目を減らす
  • スマホの実機で、自分で申し込んでみる
  • 表示速度を測る

全部やろうとしなくて大丈夫です。今週は1番だけ。スクロールしないで見える範囲に、誰のためのサービスかを1行足す。それだけでも、来た人の止まり方が変わります。

The following two tabs change content below.
パーソナルビジネスブレインズ・グループ代表。マーケティング支援事業(アタマーケ・ラボ)、起業支援事業(起業18フォーラム)など、多数の事業を展開中です。
About 新井 一
パーソナルビジネスブレインズ・グループ代表。マーケティング支援事業(アタマーケ・ラボ)、起業支援事業(起業18フォーラム)など、多数の事業を展開中です。