エステサロンの集客方法~サロネーゼとして開業する際に忘れてはいけないこと
ホームエステやレンタルサロンを開業する人、特に主婦が増えています。やりたいことを仕事にできて、とても楽しそうです。
ですが、サロネーゼとも呼ばれる彼女たちにも悩みがあります。最大の悩みは「集客」です。エステの数が増え過ぎて差別化が難しいことはもちろん、施術のスキルは身についていても、マーケティングとなるとまた別の専門性が求められるからです。
サロネーゼのような、多くは一般社団法人などの協会に所属し、講師資格を保有して開業するタイプのビジネスでは、マーケティングを習うといえば多くても5つ程度。
- ブログを書いて、
- SNSでコミュニティーの活動を発信して、
- チラシをまいて、
- タウン誌に広告して、
- 知り合いに声をかける
といったもの。これらは確かに正しいのですが、ですが、最初の1人、最初の3人を集めることができない(発信するためのネタすら集まらない)、フォロワーが増えないというお悩みを持つサロンオーナーも少なくありません。
エステの技術と集客の技術は全く違うもの
開業の準備ができてすぐに独立してしまう人がいますが、集客ができていない段階で、他の安定収入を放棄してしまうことはとても危険です。特に固定の掛かる箱を抱えている場合には、注意が必要です。DMを送っても、ポスティングをしても問い合わせゼロ。そんな状態で独立したら、大変な損失を生む可能性があります。
サロンを開業する際には、しっかりとした事前の「集客準備」が不可欠です。ホットペーパービューティーに広告を出せば、ある程度の集客はできますが、リクルート税とも呼ばれるこの広告集客から脱却する準備を進めなければ、長く生き残ることはできません。
広告した割引プランでやってくるお客様の多くは「一度だけ」体験に来る人達です。リピートしてくれる人はごくわずか。やはり、サロン経営をするのなら、地域のお客様、そしてリピーターを獲得していくこと。そうしなければ、3年もたないでしょう。
集客準備は開業前に終わらせる
集客は開業してから行うものですが、集客準備は開業前に終わらせるものです。それはInstagramからの発信や、ホームページを作ることだけではありません。Instagaram、Facebook、LINE公式アカウントなどのSNSで地域の人とつながっておくことはもちろん、さらに、増え続ける仕組み(誘客ルート)を複数確保し、チラシを用意し、リピートが発生する仕組みを準備しなければなりません。
InstagramとLINEだけでも十分な効果を出すことはできますが、サロンとしてのブランドを確立するのなら、やはりホームページが不可欠です。シンプルなものでも構いませんが、SNSでは表現しきれない情報をたくさん載せておくことで、新しいビジネスチャンスを呼び込むこともできます。
- なぜ、そのサロンを、そこで開業したのか?(自分の想いだけでなく、お客様にいかに貢献するために始めたのか?)
- どんな人のお役に立てるのか?(その人のビフォーアフターの明示)
- 他店との違いは何か?(人、提供方法、サービス内容)
このようなことを、お客様に伝わりやすい文章と、心に刺さるキャッチコピー、デザインで伝えましょう。開業前に考え抜き、開業後にお客様の反応を見ながら修正をかけていきます。
集客できないサロンの対策
では、実際にすでに開業してしまい(なのにお客様が集まっていない)、固定費が発生している状態のサロンは、一体どうすればよいのでしょうか? 即効性のある処置としましては、まず近所でチラシをまいてください。ポスティングよりも手渡しがよいです。1000枚まいて2名が来店しれくれれば御の字です。
そして、Instagramで、地域のハッシュタグを付けて、店舗の紹介をしてみましょう。FacebookグループやLINEオープンチャット、アメブロで、あなたのサロンのある地域の人がいるコミュニティーに参加し、ちょっとだけPRさせてもらいましょう。
さらに、無料で地元の仲間を3~10名招待し、SNSに感想を載せてもらったり、ブログに感想をアップしてもらったりしてください。
あなた自身が積極的に人的つながりを持ち、それを動かさなければ最初の集客は困難です。近くのジム、ヨガ教室、飲食店など、人の集まるところにあなたがお客様として出掛けていきましょう。そして、オーナーさんとつながり、互いに宣伝できる体制を作っていきましょう。


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