価格を上げても「お得」に感じさせる! 売上が変わる魔法のキーワード7選

マーケティング

「価格を上げたら売れなくなる……」

そう思っているビジネスオーナーは多いのです。しかし実は、価格を下げなくても「安く感じさせる」表現の工夫で、売上は大きく変わります。

売れている人と売れていない人の差は、価格そのものではなく、「価格の見せ方」にあることが非常に多いのです。

今回は、価格をそのままにお得感を演出できる、コピーライティングのキーワードを7つ紹介します。知っているか知っていないかだけで、売上に大きな差が出ます。

①「1日あたり」換算で、金額のハードルを下げる

「月額3万円」と言われると躊躇するのに、「1日あたりわずか1,000円」と言われると「そんなものか」と感じた経験はありませんか?

金額を小さな単位に分解するだけで、心理的な抵抗感は一気に下がります。これは行動経済学でいう「フレーミング効果」のひとつです。同じ金額でも、見せ方で受け取り方がまったく変わるのです。

  • 「電気代は1日あたりたったの30円」
  • 「この動画コンテンツ、30年使えば1日たった9円の資産になります」
  • 「ワンデーコンタクトより安い視力矯正」

年間・月額・総額で見ると高く感じるものも、1日換算にするだけで印象が変わります。自分のサービスに置き換えて試してみてください。

②「余分な〇〇コストをカット」で安さに理由をつける

お客様が「なぜこの価格なのか」を理解できると、納得感が生まれます。「余分なコストを省いた」という説明は、低価格の根拠として非常に機能します。

  • 「余分な流通コストをカットし、低価格を実現しました」
  • 「無駄な中間マージンを省いたぶん、お客様に還元しています」
  • 「広告費をかけない分、価格に反映させています」

人の感情は、文章のひとことで簡単に揺さぶられます。映画を見て泣くのと同じで、コピーの言葉ひとつで「お得だ」と感じさせることができるのです。「見せ方」は、立派なビジネス戦略です。

③「記念」という言葉は、買う理由になる

お客様はもともと、商品やサービスを「買う理由」を探しています。そこに「記念」という言葉があると、背中を押してもらえた気分になるのです。

「記念日セール」は年間を通じて何度活用しても問題ありません。販売者は何度も見ているので飽きてしまいますが、お客様はさほど覚えていないからです。

  • 「創業10周年を記念した感謝キャンペーン」
  • 「独立1周年を記念して、特別価格でご提供します」
  • 「メルマガ登録者数1,000名突破記念! 限定特典をプレゼント」

自分の記念日だけでなく、お客様の誕生日や加入記念日に特典を用意するのも効果的です。

④「B級・わけあり」で割安感を演出する

商品に「理由のある安さ」を付与するのがこのキーワードです。品質は変わらないのに形が不揃いだったり、在庫過多だったりする理由をつけることで、「お得な掘り出し物」という印象を生み出せます。

  • 「わけあり品のため特別値引き」
  • 「形は不揃いですが、味はまったく変わりません」
  • 「キズあり・展示品のためご奉仕価格」

ただし、サービス業で「B級コンサル」のような使い方をすると逆効果です。有形商品との相性が特によいキーワードです。

⑤「利益還元」という言葉で感謝をお得感に変える

「セール」や「割引」という言葉より、「利益還元」という言葉のほうが、お客様に感謝の気持ちが伝わり、品のある値引きに見えます。値下げではなく、恩返しのイメージです。

  • 「日頃のご愛顧に感謝を込めた利益還元セール」
  • 「サービス拡大に伴い、一部費用を無料化。お客様への利益還元として実施します」
  • 「1周年記念・利益還元キャンペーン実施中」

③の「記念」ワードと組み合わせると、さらに説得力が増します。

⑥「コミコミ価格」で価値を可視化する

サービスの要素をひとつひとつ分解し、個別の価格を積み上げてから「これだけ全部込みで〇〇円」と提示する手法です。

個別合計と比較させることで、まとめ価格がいかにお得かを感じさせることができます。家電のセット販売や飲食店のランチセットも、まったく同じ発想です。

  • 企画立案+撮影+編集+サムネイル作成+投稿設定、すべてコミコミ〇万円
  • 初回相談+資料作成+フォローアップ、全部込みのパッケージ料金
  • 受講料+テキスト+個別相談1回、セットでこの価格

⑦「〇〇の限界に挑む」でブランド格を上げる

価格を正当化するには、商品・サービスの品質や姿勢を言語化することも重要です。「限界に挑む」という表現は、ただ「安い」と言うより、価値の高さと誠実さを同時に伝えるコピーです。

  • 「軽さと強度の両立、素材の限界に挑んだ新製品」
  • 「コストパフォーマンスの限界に挑む、業界最安水準」
  • 「品質と価格、両方の限界に挑み続けています」

「誰が提供しているか」という信頼性と合わせて使うと、さらに説得力が増します。

まとめ:キーワードひとつで、人の感情は動く

今回紹介した7つのキーワードを改めて整理します。

  • ① 「1日あたり〇〇円」で金額のハードルを下げる
  • ② 「余分なコストをカット」で安さに理由をつける
  • ③ 「記念」で買う理由を作る
  • ④ 「B級・わけあり」で割安感を演出する
  • ⑤ 「利益還元」で感謝をお得感に変換する
  • ⑥ 「コミコミ価格」で価値を可視化する
  • ⑦ 「〇〇の限界に挑む」でブランド格を高める

人の感情は、映画を見て涙するように、文章のたったひとことで動きます。価格を変えなくても、言葉を変えるだけで「高い」が「お得」に変わるのです。

大切なのは、知っているか知っていないかの差だけ。ぜひ自分のビジネスのコピーに取り入れてみてください。

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アタマーケ・ラボ & 起業18フォーラム代表。2007年、集客支援をスタート。テレビやラジオ、雑誌などマスコミにも多数登場し、独自の脳マーケティング理論・集客・高単価セールスメソッドを公開。経験・実績に基づいた、わかりやすいセミナー・ノウハウの解説、コンサルティングには定評がある。
About 新井 一
アタマーケ・ラボ & 起業18フォーラム代表。2007年、集客支援をスタート。テレビやラジオ、雑誌などマスコミにも多数登場し、独自の脳マーケティング理論・集客・高単価セールスメソッドを公開。経験・実績に基づいた、わかりやすいセミナー・ノウハウの解説、コンサルティングには定評がある。