セミナー会場が無い!確保できない!そんな起業家も増えています。
あれこれとやってるうちに、あっという間に1ヶ月以上更新間隔があいてしまいました。時の流れは早いものです。この間、セミナー開催など色々なことやってきましたが、最近切実に感じる事を、備忘録の1つとしてここに書いておきたいと思います。いつものマーケティングのコラムとは、少し違う内容かもしれませんが、ご了承ください。
最近、私の周囲にいる個人事業主、スモールビジネスオーナーさんは、セミナーを開催する人が増えています。そして、彼らの共通の悩みが集客、そしてその次が会場の確保です。知り合いばかりで開催する場合や、仲間内で副業でセミナーを開催する場合などには、多少、駅から遠くても、見栄えが悪くても、印象も大して悪くはなりませんし、お客様も仲間同士ですから、地図を見ながら会場を探して、わざわざ歩いてきてくださいます。
ところが、初対面の人を多く集め、真剣に営業につなげようと考えている場合には、正直こうはいきません。駅から近く、ある程度見栄えの良い会場でなければ、最初は集客はできたとしても、その後の印象が悪くなってしまう可能性があります。営業につなげる場合のマイナス効果になることが考えられるのです。
便の良い会場は、いつも満員で予約が非常に取りにくく、そして高額です。特に、ロングのセミナーを開催したい場合、また複数日程で会場確保したい場合などは、これがまたとても困難な作業なのです。これさえなければ、セミナー事業は楽になるのに、とよく思います。公共の会場は安くて使いやすいですが、抽選があったり、利用目的に制限があったりと、起業家にとっては非常に使いにくいものになっている場合が多くあります。
ここで頭をよぎるのが、自社にセミナールームを持とうということです。ところが、スモールビジネスでやる場合には、この毎月の固定費は大きな負担となってきます。日本の会社のほとんどが、10年以内に消えてしまう大きな理由は、集客難、そして固定費が重くのしかかってくるからに他なりません。
固定費はなるべく下げる事、セミナー開催と合わせた変動費にすることは、スモールビジネスオーナーには必要な考え方だと思います。確かに、会場確保は大変に面倒な仕事で、格安の会場は都内にはほとんどありません。あったとしても、条件が合わない場合がほとんどです。とても悩ましい問題ですが、どちらが経営上響いてくるコストとなるか、よく考えてから決断することが必要です。
今後、オフィスビルの空室対策として、シェアオフィスや、セミナールームの貸出は、どんどん増えてくるでしょう。ですがそれ以上に、セミナーを開催したいアマチュアのコーチやコンサルタント、もちろんその人達と競争しなくてはならないプロコーチやプロコンサルタントも、どんどん増えてくるでしょう。現在では、セミナールームの時間貸し価格が下がる要素は、多くは見当たりませんが、スモールビジネスオーナーはここをしっかりと乗り越えて、集客基盤を安定させないとならないでしょう。
逆に言えば、集客に苦しんでいるレンタルルーム、会議室があるとすれば、このようなセミナー会場難民をターゲットとし、効果的なプロモーションを行うことができれば、幾らでも需要掘り起こすことができるというものです。イチバンは、価格なのかもしれませんが、それ以外にも、会場までの地図のわかりやすさ、例えば、Googleマップを貼り付けて終わりにするのではなく、地下鉄の出口番号まで示してあげ、その後の経路を写真や解説で詳しく表示することや、予約のしやすさ、男女別トイレ、プロジェクタの無料貸し出し、ランチマップ、室温調整など、利用者が求めている要素はたくさんあるのです。
この様な細かいところまで、行き届いている会議室、セミナールーム貸し業者さんは、意外と少なかったりします。立地や、わずかな価格差を押すだけでなく、他にもいろいろな差別化ポイントがあります。都心ではこのようなことしなくても、上述のようにすぐに満員御礼となってしまうでしょうが、主要駅から少し離れていたり、駅から10分以上かかるの場所で、集客に苦労されているような場合には、セミナールーム確保に困っている起業家に目を向けていただき、便利なサービスを提供してみてください。


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