Googleは人工知能を検索結果(SEO)にどう反映させるのか?

Google

パーソナルビジネスブレインズの新井です。
グーグルが人工知能(AI)の開発に巨額の投資を行っていることは有名ですが、人工知能は検索エンジンの検索結果、つまりSEOにどのように影響する、或いは、反映させられるのでしょうか?

いわゆるキーワード分析、最適化などは、無力化するのでしょうか?
そもそも、人工知能とは、どのようなものなのでしょうか?

「人工知能」という名前は1956年にダートマス会議でジョン・マッカーシーにより命名された。現在では、記号処理を用いた知能の記述を主体とする情報処理や研究でのアプローチという意味あいでも使われている。日常語としての「人工知能」という呼び名は非常に曖昧なものになっており、多少気の利いた家庭用電気機械器具の制御システムやゲームソフトの思考ルーチンなどがこう呼ばれることもある。
wikipedia.org

そうなんですよね。

今、グーグルが人工知能で検索エンジンを制御し始めたなんて言っても、まだ、コンテンツの解析、共起語だったり関連語だったり、その辺りのアルゴリズムが進化している程度。
ページランクやトラフィック、滞在時間や直帰率をベースとした品質評価、その条件式の羅列なわけです。

RankBrainと言っても、まだ、機械学習の延長線上にある巨大な分析データから得たアルゴリズムって感じ。
本当の意味でのSFに出てくる人工知能(Artificial Intelligence)、つまり「鉄腕アトム」とは違う。

そのGoogle版人工知能の進化形とも思える「Google Trips」は、行きたいところを入力すると、「ユーザーの好みやニーズ、都合のよい時間に基づいて、世界中の200の都市での旅行日程表をつくってくれたり、ホテルや夕食の予約から観光まで手配してくれる」という、行動を伴うプログラムですね。

「Google Trips」がAIなのか? という部分ではしっくりとこない気持ちもあるのですが、同じような次世代人工知能ViVも含めた行動型の次世代プログラムが、検索やSEOにどんな影響を与えるのか、今後が楽しみです。

人工知能が、検索する必要のない社会を運んでくれる日は来るのか?

それにしても、今でもネット上はfacebookなどを始めとしたSNSから個人情報が溢れ出ていて、「友達かも?」に代表されるようなアプリなどからいつの間にか抜き取られているシャドープロファイルで、個人に合った検索結果を出したり、人それぞれ違うタイムラインを表示させたりなんて朝飯前なわけで、ViVなんてものが普及したら・・・いわゆる人間のコンシェルジュみたいに、会話の流れで疑問を解決してくれて、その上、気を利かせてくれて、その先のことも用意してくれるなんていう世界を「スマホ」が自動的にやってくれるようになったりして・・・。

グーグルが検索にいわゆる人工知能を搭載したら、そんな日には、「キーワード分析」「ページランク」なんて言っている時代が、旧石器時代みたいに聞こえるようになるのでしょう。

WEBカメラが不審な行動や会話なんかも分析して、勝手に警察に通報したり・・・あぁ、怖い。

せめて、脳波や表情を分析して、自動的に必要な欲しい情報が目の前に出てくるくらいにしておいて。

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アタマーケ・ラボ & 起業18フォーラム代表。2007年、集客支援をスタート。テレビやラジオ、雑誌などマスコミにも多数登場し、独自の脳マーケティング理論・集客・高単価セールスメソッドを公開。経験・実績に基づいた、わかりやすいセミナー・ノウハウの解説、コンサルティングには定評がある。
About 新井 一
アタマーケ・ラボ & 起業18フォーラム代表。2007年、集客支援をスタート。テレビやラジオ、雑誌などマスコミにも多数登場し、独自の脳マーケティング理論・集客・高単価セールスメソッドを公開。経験・実績に基づいた、わかりやすいセミナー・ノウハウの解説、コンサルティングには定評がある。