ホームページ集客という名の最強のマーケティング装置は、商品力が正しく機能しなければ効果を得られない!
パーソナルビジネスブレインズの新井一(あらいはじめ)です。
日々、最新のネットマーケティング理論を、起業家支援、コンサルティングの最前線からお送りしている『ブレインズ・マーケティング情報』。今回は、さらに踏み込んだ論題にチャレンジします。今回のテーマは、『ホームページ集客』という名の、起業家なら誰もが欲しいと思う『最強のマーケティング装置』です。
パーソナルビジネスブレインズが、いわゆる『集客』をテーマに情報発信を開始したのが、2007年ですから、すでに8年ほどが経とうとしています。その間、パーソナルビジネスブレインズでは、あることを発信しないように、「NGワード」として可能な限り避けてきた言葉がありました。それは『アクセスアップ=集客』と誤解されてしまうような言葉です。
『アクセスアップ=集客』という誤解
もちろん『アクセスアップ』の必要性は、よく知っています。それに関する詳しいコラムを何度も書きましたし、そもそも、ホームページ集客とは、この『アクセスアップ』こそが要になり、システム化が非常に大切になることから、ホームページを持っている人が聞いたら、この話は意外に思えるでしょう。
ですが、『アクセスアップ』のマイナス面も私たちはよく知っています。ここで、スティーブジョブスの言葉をご紹介します。
いかに宣伝しても、失敗作は変えられない。
起業家さんがホームページについて考える時には、2パターンあります。
すでに売れている商品の拡販のために、ホームページ集客を強化する場合、そしてもうひとつは、これから発売する(売れるかどうかわからない)商品のPRのために、ホームページ集客を始める場合です。
後者の場合、商品力の強化とアクセスアップ施策の両方に取り組まなければならないため、相当な努力が必要になるのです。そうなんです、『アクセスアップ=集客』とするためには、『商品力』の存在が欠かせないのです。
また、『商品力』が『アクセスアップ』に追い付かなくなる場合があります。アクセスはどんどん増えるが、商品が売れないというケースです。
その原因は、いつくか考えられます。
- ターゲットと違う人が集まってしまっている。
- 商品力に問題(ニーズや価格)がある。
- 情報発信の内容(文章など)に問題がある。
などが考えられますが、よくある失敗として、『アクセスを失うこと』が怖くなってしまい、ホームページの大胆な改造を躊躇してしまうことがあります。役に立たないアクセスなのか、あるいはちょっとした改造で突破口が開けるのか・・・。この迷いが、予想外の成長阻害要因となることがあるのです。
アクセスなのか商品力なのか?
生まれたばかりの商品に、『集客(売れる)』という結果を求める。それは、赤ん坊に長い梯子を上らせるようなものです。なぜか、ホームページ集客をしたいと考える起業家さんは、その間のステップにある、商品説明やお客様との信頼関係の構築、そしてそもそものニーズや価格競争の要因を忘れてしまう。
実際は、マーケティング偏重と言うくらいに、マーケティングで様々な可能性を模索し、改善をし、『発信すればもっと売れる』という、「結論」までは行かなくとも、自信を得られるレベルまでは、自分の手で売り、足で動くで動くことが必要なのです。
成長の可能性がある程度見えてきたところで、そこで初めて『アクセス』という梯子を上がる。それが理想だと私たちは考えます。
アクセスアップの効果の本質とは?
そう、アクセスアップとは、0を1にすることではなく、1を10にする行為なのです。0を1にする開発、テスト販売を3~4カ月もやれば、1を10にする準備は2カ月もあれば十分です。
起業家さんがホームページを作るとして、起業直後、或いは起業準備中であれば「0」の状態のはずです。それを、3~4カ月で「1」にする。知り合いではない3人に売れるまで、チラシやFAXDM、交流会でのPRなどで頑張るんです。
そこから2カ月でホームページを強化(或いは制作)。そうすれば1年後には、「1」は「10」や「20」に化けているでしょう。だからこそ、まず「1」にしてから、徹底的なアクセスアップ施策を導入していきましょう。大丈夫です。焦らずいきましょう。「売れる」という感触を得るまで、商品設計とチラシによる手売りを繰り返しましょう。
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