生き残る会社に共通している3つの『持っている』もの。

倒産

勢いを失っている企業、お店の雰囲気って、何となく伝わってきますよね。中身が薄くなると言いますか、手を抜いて利益をあげようとしている感覚とか、ズルズルと落ちていく感じです。

ただ、どんなに『元気がない!』と言われる業界であっても、元気な会社があることも事実です。『どこも苦しい』という話は、安心したい気持ちから出てくることもあります。元気がないと言われる業界は、例えば今だと輸入関係があります。100円ショップなどの低額商品の輸入ビジネスは、この為替レートでは厳しい状況にあるでしょうね。

さらに、街を見れば整骨院、士業事務所が溢れ、セミナーポータルサイトを見れば、似たようなイベント、セミナーが大量に登録されており、私のいる起業家支援の業界やSEO業界も、供給者でごった返しています。独立する人が増えているため、個人のパワーや可能性が分散しているのでしょう。自由な競争で素晴らしい面があると同時に、廃業のリスクも高くなっています。

競合だらけの市場で、どう生き残っていくのか? みんな必死に考えています。見ている限りで感じるのは、生き残る会社に共通しているのは、『コアなファンを持っている(育てている)』『ダイヤモンド商品・サービス(ドル箱)を持っている』『新規開拓のチャネルを持っている』かという辺り。そんな流れを創り出すのも、最初のきっかけになるのはやはり営業、宣伝活動です。大量発信、大量行動がそのベースになることは間違いありません。

大量行動、大量発信、そして質の向上!

会社は業績が下がってくると、コストカットをします。当然、広告宣伝費を削ります。スモールビジネスでは、メルマガに頼る頻度が上がってきます。何度もくる宣伝を見ると、『反応がなくて大変なのだろうな』と感じることもあります。ソーシャルの口コミを安易に期待する傾向がありますが、実際、期待値をはるかに超えない限り口コミは起こりません。

では一体どうすれば、集客ができない負のスパイラルを止めることができるのでしょうか?

魔法のような答えはありません。もっと多く、もっと価値あることを。大量行動、大量発信、そして質の向上。それを追求し続けるしかないのです。今はネットからの情報発信をしている会社が多いですが、情報もコンテンツも溢れている中、『狙っている人に発見されない』状況なのです。Facebookやtwitterでいくら宣伝をしたところで、それらのメディアは原則としては内側の人、フォロワーにしか伝わらない情報です。外に向けての発信は、また別の方法でやらなければならないのです。

お客様になる可能性のある人たちは、私たちの情報を知ることもなく、探し方もわからず、そのうちに他社に流れているのですから。

1人2役(以上)をやらないと・・・

事業主にとって、商品、サービスをしっかりと作りこむことは必要最低限のこと。同時に自分のプロデューサーにならないといけません。職人のままいきたいのであれば、誰か別の人に営業やプロデュースを頼まないといけないわけで、それには先払いのコストがかかります。

お金を投資するか労力を投資するか、厳しい選択ですが、商品・サービスのクオリティを高めながら、リピーターの育成をしながら、新規顧客を獲得するための活動も増やしていきましょう。私が思うに、その活動で最も費用対効果が高い『新規開拓のチャネル』は、ホームページ集客に投資することだと思います。

ホームページを作る目的は何か?

ビジネスによって目的は色々あり得ますが、大きくは3つです。

○ カスタマーサポートのため
○ 既存客へのさらなる商品・サービス告知のため
○ 新規顧客開拓のため

カスタマーサポートとしてのホームページの役割は、問い合わせを受け付けることです。連絡先を知らせたり、FAQを掲載してお客様のトラブル解決を支援したりします。次に、既存客へのさらなる商品・サービス告知のため。これは、メルマガやソーシャルメディア、或いは別の方法で、既存のお客様にホームページに訪問してもらい、新しい情報を与えるという役割です。

そして、最も大切な「新規顧客の開拓」の機能があります。カスタマーサポートももちろん大切ですが、既存のお客様に対しては、こちらからの連絡チャネルがたくさんあるはずです。ですが、新規のお客様は、検索エンジンからホームページを見てくれることが、こちらの情報をお届けする機会の中心になります。

あなたのビジネスではいかがでしょうか? 多くの会社はホームページをただのカタログ、チラシのようにしか使っていません。ホームページは見た目より集客力!そこをしっかり押さえて、確かな投資をしてください。

The following two tabs change content below.
アタマーケ・ラボ & 起業18フォーラム代表。2007年、集客支援をスタート。テレビやラジオ、雑誌などマスコミにも多数登場し、独自の脳マーケティング理論・集客・高単価セールスメソッドを公開。経験・実績に基づいた、わかりやすいセミナー・ノウハウの解説、コンサルティングには定評がある。
About 新井 一
アタマーケ・ラボ & 起業18フォーラム代表。2007年、集客支援をスタート。テレビやラジオ、雑誌などマスコミにも多数登場し、独自の脳マーケティング理論・集客・高単価セールスメソッドを公開。経験・実績に基づいた、わかりやすいセミナー・ノウハウの解説、コンサルティングには定評がある。