独自ドメインのホームページは長い目で見ると断然有利!その理由は?
ネット集客コンサルタントの新井です。今日は、昨年末に集客についてご相談いただいた税理士さんの事例をご紹介したいと思います。
その方は大変優秀な、地域密着型で活躍する税理士さんだったのですが、ホームページからの集客はほとんどない状態。この状態を変えるにはどうしたらよいのか?とご相談をいただきました。
その先生は、「税理士用のポータルサイト」の中にご自身のホームページを持っています。言ってみれば、他人が所有するマンションの一室を賃貸で借りている様な状態です。そのマンション(ポータルサイト)は、ホームページ業者が持っているものでした。
マンションであれば、賃貸派の人もたくさんいらっしゃいますよね。持ち家にはリスクがあるとか、ローンで縛られるのが嫌だとか、いろいろな理由があると思います。マンションであればそれでもよいのですが、ホームページでは、それは微妙な選択です。
楽天市場のショッピングサイトも、同じような仕組みです。楽天のホームページがマンション、或いはショッピングセンターのような存在です。楽天市場に強い集客力があるので、そこからお客様がやってくることが期待できます。
しかし、一方で、似たような商品を扱うお店がたくさんある場合、楽天市場内での競争が激しくなります。事実、楽天市場では出店した後の広告宣伝費もバカになりません。バナー広告やメルマガ、紹介広告を打たないと埋もれてしまうのです。楽天市場のトップページにはものすごい集客力がありますが、個別のページにお客様を誘導するにはコストがかかるのです。
また、このようなサイト構成の場合、個別のページは検索に強くなることができません。自由度が低いため、個別に最適化をすることが難しいこと、そして、同一ドメイン下にあるページは、検索結果に限られた数しか表示されないため、まずはポータルサイト内で競争に勝ち、それから、他のサイトとの競争に勝たない限り、検索上位に表示されないのです。
このような場合にはどのように改善ができるのか?
このように人のページに間借りしている状態のホームページの場合(アメブロなども全て同様です)、提案としましては、今のホームページにプラスして、独自ドメインの自分のホームページを構築することです。
例えば、アメブロを利用しているのならば、ameblo.jp というドメインは変えられませんので、どうしてもアメブロ内に埋もれてしまうわけですが、独自ドメインが持てるブログをもうひとつ開設したり、新たにワードプレスのブログを立ち上げれば、自前のホームページとして自由にマーケティングを行うことができるようになります。
もちろん、独自ドメインのホームページは、開設したての時期は全く集客力がありません。少しずつコンテンツを追加して育てていくことで、いつか、間借りしているホームページを追い抜く日がやってきます。(※2つのホームページの内容はコピペしないようにしましょう。或いはcanonical属性を設定できるようであれば、間借りしている方をサブに設定しておきましょう。
頑張って、自分のホームページ、メディアを育てましょう!
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