実は成功体験を伝えるには「●●体験」が必要だという当たり前のお話し
集客用ホームページには、プロフィールページを作るという作業があります。そこで、何を書いたらよいのかというお話に関連するので、ちょっとコラムを書いてみました。
講演やセミナーで成功体験、事例を聞かされて「この人、うらやましい!」と思ってしまうことがあると思います。で、自宅に戻って、「よーし、やるぞ!」となって、それが実現できたことがありますか? 多くの人は『ない』でしょう。
理由は簡単です。その人とあなたは違うからです。環境も、人脈も、経験も、育ちも、学歴も、貯金も、何もかもが異なっているからです。同じようにやって、結果が再現できるわけがありません。できるとすれば、特定のツールを使って、マニュアル通りに、全く同じようにやった場合くらいでしょう。それでも誤差はでます。ビジネスの世界では、その誤差が大きな違いとなって現れます。競馬の「ハナ差」の1・2フィニッシュで、手にする栄光に天と地の差があるように。
成功談って、実務としてはそれほど役に立たない情報なんです。それでも成功事例を聞きたいと感じるのは、相手の話が信用できないからですね。その話を信じてよいのか、自分の判断に自信が持てないからです。ビジネスの初期段階で実績がない時、経営をやり始めた当初は成功事例をたくさん知りたくなります。あなたがまだ小さくとも「成功体験」を持っていない場合に、そのような情報を求めるのです。
実務をする上で本当に大事な情報は、失敗談です。「成功には万人共通の再現法則はないけれど、失敗は大きな確率で再現性がある」ということ、そして失敗をしないように失敗法則を外していくことは、成功法則を真似ることより現実味があり、すぐに実行できる魔法の「成功法則」であるからです。失敗体験は貴重な情報です。
また、失敗談は集客効果も高いです。成功したい人は、失敗談後の成功談が大好きです。ですからどんどん失敗して、話しのネタを貯めていきましょう。あなたの失敗、初心者ならではの発想や行動を、皆は求めているのです。失敗談ですからイヤミにはなりません。セミナーやブログでは、失敗談をどんどん発信して、注目を浴びてみましょう。成功談は後でよいのです。
でも、失敗するかもしれないと思うと、行動に勇気がいりますね。「草野球の練習に行きなよ!」と言うドラえもんに対して、のび太君が「皆に笑われて恥かしいから、うまくなってから練習に行くよ。」と答えるというストーリーがあります。その気持ちはイタイほどわかります。そこを超えて行けるかどうか、、なんですよね。チャンスはあっという間に過ぎ去っていき、二度とは戻ってこないものです。飛躍のバトンは、常に奪い合いなのですから。
それでも「自分にはまだ早い」と思う場合、あると思います。こんな偉そうにコラムを書いている私だって、そう思うことはいくらでもあります。そんな場合には、では、「どうなったら早くないのか?」を明確にしてください。こうなったらやると決めることで、最初のチャンスは逃すかもしれませんが、無駄にすることはありません。次のチャンスはないかも知れませんが、もし万が一あった場合に、掴むことができるように成長しているかも知れません。日々の出来事は、自分の成長にどんどん生かしていきましょう!
実は成功体験を伝えるには「●●体験」が必要だという当たり前のお話し。アンケートを取っても、失敗事例のセミナーを開いてほしいという要望は結構あるんです。成功自慢話はそこらじゅうで嫌と言うほど聞くことができますが、失敗体験や事例は話す価値のある場所でしか語られないものだからです。
あなたもどんどん失敗して、その経験を貯めていきましょう。失敗談、事例を語ることが、人を成功させる近道なのですから。そして、その情報を、月5万円を稼ぐホームページのプロフィールページや、ブログで配信していきましょう!

