ビッグワードでのSEOは可能なのでしょうか?
一個人がビックキーワードでSEOをすることは可能なのでしょうか?
『ビッグキーワード』とは、主に1単語のキーワードで、検索される回数が非常に多いキーワードのことです。ビッグキーワードは、マーケティング上、購買需要につながりにくいと言われていますが、検索回数は圧倒的に多くなる傾向があります。
例えば、「クレジットカード」などの単語で上位をとることが出来れば、アクセス数は非常に多くなります。広告クリックも増えることが予想されます。但し、『クレジットカード比較』などの組み合わせキーワードの方が、実際の需要が読み取れる分、成約につながり易いということです。
SEOとは、サーチエンジン最適化のことです。検索結果ページの表示順の上位に自社のサイトが表示されるように工夫することを言います。表示順位が上がれば、検索エンジンを利用した人の目につきやすく、訪問者も増えるので、企業は検索順位が上がるように様々な試みを行います。その技術や手法を総称してSEOと言います。
個人がビッグキーワードで上位を取れるのか?
現実問題として、一個人がビックキーワードでSEOが可能かと言えば、実現は難しいと考えられます。0%ではないと思いますが、可能性としてはかなり低いです。
その理由は大きく分けて3つあります。
1つ目の理由は、最強のライバルである大企業の存在です。ネットに強いアマゾン、楽天、YAHOO!などには、一個人が勝てるチャンスはありません。
大企業はたくさんの子会社を持っていて、たくさんのホームページを持っていて、それぞれがたくさんのアクセスを持っています。そして、それらの強力なリンクをお互いに貼っているのですから、全く歯が立ちません。
2つ目は公官庁(政府系)の存在。ホームページの出来自体はよくはありませんし、非常にシンプルで、難しいことも書かれていて、民間のページなら0点と思うことも多いです。ですが、信頼度やアクセス数はすさまじいものがあります。例えば、経済産業省のページや厚生労働省のページなど、民間企業が勝てるレベルではありません。
3つ目はプロのアフェリエイターさんたちの存在です。クレジットカードやFX、比較見積り系のアフェリエイターはたくさんいます。
生活をかけてやっている人がたくさんいるので、コンテンツ制作にお金をかけ、日々何百ページも内容の濃い記事を書き続けています。そして、日々ブラッシュアップして更新しています。
このようにプロのライターさんを使ってやっているような人たち、しかも大量にやってるような人たちに、一個人が勝てるかというと、正直難しいのです。
以上が、個人がビックキーワードのSEOで勝つことが難しい理由です。
ではどうすれば勝てるのか?
それでは、個人や小規模企業、一人型ビジネスを展開されている人が、表示順位を上げていくポイントは何でしょうか? それは『ロングテールSEO』で、幅広いキーワードを一つずつ押さえていく方法です。
ロングテールSEOとは、検索数が少ない絞り込まれたキーワードをSEOすることで、関連する様々なキーワードを大量に上位ヒットさせることで、多くの訪問者をサイトに誘導する施策のことです。
地味なやり方ですので、アクセスがドーンと急激に伸びることはないですが、じわじわと何年もかければ、上位に上げていくことができます。そういう意味で、効果が見えづらいので挫折していく人が多いのですが、継続していけば必ず効果がでる確実な方法でもあります。
大企業や公官庁、プロのアフェリエイターさんと違うのですから、5年10年と時間をかけてやっていくしかないのです。『そんなに時間かけていられない!』という方は、広告投資をしながらSEOを併用することになります。
まとめ
大企業や公官庁、プロのアフェリエイターさんがいる以上、個人が同じやり方で勝つことはできません。同じ立ち位置を狙わずに、キーワードをずらし、『ロングテール』で着実に上位を取っていきましょう。
時間がかかる分、広告投資に同時にお金をかける必要がありますが、数年もすれば効果がでてきます。焦らずに取り組んでみて下さい。
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