ソーシャルメディアの使い方は?つまり何を発信するの?
最近、ブログやフェイスブックから発信するネタがないとか、何をやったらよいのかわからないというご相談をよく受けています。
私はそれに対して、最近は、そのような状態なら「フェスブックやめてくださいとか」「ブログも書かないでください」「自宅に篭ってください」と言うことにしています。そうすると皆さん、「えっ」と驚いた顔で見てくれます(笑)
実は、これには2つの意味があります。ひとつの意味は、「何を発信すればわからないのに発信しようとすると、自分が苦しくなってしまうから休憩しよう」という意味です。そんな時は無理せずに、やめておこうということです。今ネタがない人は、できたときにやろうと思えばいいのです。
もうひとつは、「起業するならブログはやらなけばいけないはずだ」と、皆さんが思い込んでいるので、わざと逆のことを言っているのです。価値観をひっくり返して「え?」という反応を得ているのです。
多くの人は、私に「起業するならフェスブックをやるな」と言われると、「それは自分が知っている情報と違う!」と、一瞬で注目してくれるのです。常識をひっくり返すと、そんな効果があるんです。セミナーのタイトルなんかにも使えますね。ただし、これは嘘を言うわけではありません。煽って嘘いうのはよくありません。
自分がどう思われたいのか決めておく
さて、今回のコラムでお伝えする大事なポイントは、発信するときには、「自分がどう思われたいのか決めておく」ということです。それがなければ、そもそもビジネスでソーシャルメディアから情報を発信するのは難しいです。
あるテーマについて詳しい人、それ以外にも、独自の切り口を持っている人、情報源を持っている人、速報を出せる人、面白い人、漫画をかける人、優しいお父さん、なんでもOKです。どう見られたいのかを決めておくと、話は早いです。ただ、それがビジネスにつながるかどうかです。
例えば、みなさんが何かのコーチをするとします。何かを教えてくれたり、行動できない自分を変えてくれそうなコーチと、どこにでもいそうなオヤジコーチ、どちらがいいでしょうか?
そうなると、自分はどんなイメージでみられるべきなのか、だんだんわかってきます。その「見られたい自分」に寄せていく情報を発信するしかなくなります。安い居酒屋で飲んでいたり、愚痴を発信していると、自分のイメージとは離れていきますね。ビジネスで使うソーシャルメディアは、「言いたいことを言うメディア」ではないということです。
「自分を偽れ」と言うわけではありません
さて、みなさんは世間の人に、どう見られたいでしょうか?もし、株式会社をお持ちなら、自分の会社はどのような会社であると思われたいでしょうか?あなたは、「頭の良さそうな人」と思われたいのでしょうか、或いは「やさしいお父さん」と思われたいのでしょうか?
例えば、頼りになるコーチと思われたいのに、「メニューが決められない」とか「迷走なう」とかつぶやいていたら、あなたをよく知る人は笑ってくれるかもしれませんが、一般の人は異なる反応をするかもしれません。
ところが、多くの人は「言いたいこと」を書いています。「ありのままの自分を出すのがイチバン!」それはもちろんそうですが・・・。あなたが横道にそれるたびに、それを見た人の潜在意識にあなたの悪いイメージが刷り込まれていく可能性があることは、覚えておきましょう。
「自分を偽れ」と言うわけではありません。しかし、良いところだけ切り取ってみせるのも自由です。落ち込んでいることや愚痴を発信して、それを読んで気分がよくなる人はいるでしょうか?
私のブログも、おかげさまでたくさんの方に読んでいただけるようになりました。読者のためになること、それだけを考えて書いています。これからも続けていきます!
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